World  Breakfast All day  という世界の朝ご飯をだしてくださる

カフェにて

南米エクアドルの赴任から帰ってきた友人の話を

フィンランドの朝食を食べながら聞いたある日。



美しく日に焼けて

スペイン語も話せて

南米風の生命力を増して

帰って来た彼女の口から流れる





固い肉のことから、

お仕事のこと、

美しい壁、

アンデスの高地の人々のことから、

庭でもいで食べる生のカカオの美味しさの話、


エクアドルでステイした家の medicina alternativa(代替医療)のお医者さんの人生


ハーブ(薬草)と治療の話 など、、、








いろんな興味深い話を

娘とふむふむききながら


心は南米、口にはカリヤランピーラッカというお粥とライ麦のパイ。




彼女が言って、

心に残った

「異物を受け容れる力」

のこと。





異なるものを、受け容れること。





「自分はあまり深く考えない方だから

たいがいのことは受け容れられていると思っていたけれど

今回行ってみて

ぜんぜんまだまだだったと実感した。」




という彼女。


「異物は極力排除します」

という閉鎖された心に




とことん異物扱いをされることで

異物を受け容れられる自分になる。


日本人である故に

亜細亜人である故に

黄色人種である故に

差別されたり

無視されたり







(旅行ではなく)

日本を少し出て


体当たりで暮らしをすると


あたりまえなんて何もなく


自分の人生で培って来た価値観なんてあっという間に壊れ

そして





まるで大海原に放り出されたように

多様な世界 ~人々、言葉、常識、好み、価値観~

の中のたったひとつである 自分


を、まざまざと感じさせられる。




心細さも 痛さも感じる暇はなく


ただただ自分は

何を信じて生きて行くのか


自分と向き合って

自分を信じていかないと



あっという間に 遭難してしまう

大海原。








日本にいたらあまり経験する事のない

相対関係を色々と経験するから


私は世界が好きだ。




自分と向き合って

自分を信じていかないと



溺れてしまう

大海原。




本当は、東京の

こんな素敵な青空の下でも


いつもそうで


そして

ほんとうは、ほんとうは


異物なんかなく

時代も 人種も 性別も 価値観も

全部を繋ぐものがある。







私はもっともっとこのことを

伝えたいなあと思った


それを感じられる

アーユルヴェーダ という医療哲学を。




自分と向き合う為に

どんな広い海でも遭難しないように




エクアドル×フィンランドの 朝食の朝でした。