現物終値は19,620.91 で前日比+241.72(+1.25%)。

今日はひどい踏み上げ相場だった。
先週末のダメリカのインチキ雇用統計を受けて、ダメリカ株高に連れ高して、日経は窓を空けて始まり、寄り天かと思われたが、中国の利下げでアジア株が全般的に高かったので日経は大引けまで崩れなかった。


上海総合は3.0%高。他のアジア市場もおおむね上げている。
日経にもおこぼれが流れてきて、崩れなかったが、場中は始値と終値の差はほとんど変わらずで、高値を安値の差も100円程度で、高値圏でのもみ合いが続いた。
いつ崩れてもおかしくないが、ダメリカや上海をはじめ、世界同時インチキ株高でかろうじて日本株も高値圏を維持している。

今日の中国の利下げで、さらに行き場のない資金が世界中の株式市場を吊り上げている。
ヘッジファンドなんかは、さっさ売りをしかけたくてうずうずしているのだろうが世界同時インチキ相場で売りにくいと思う。

今日は日経はファーストリテイリングとファナックが70円以上も日経平均を押し上げていた。

あとは戻り基調にはいっている原油関連株が堅調だった。
もう原油は底を打ったのではないかと思う。
株や債券は高値圏でなので、今後は原油のほうに資金が流れてきそうな動きだ。


現物では15年3月期の業績予想を取り消すことなどを公表した東芝はストップ安で
-80(-16.55%)だ。
今日は信用の買い残がさらに追加されている。この信用買い残は個人の「押し目」買いかしらん。こいつらの投げが終わらないと再び戻ることはないだろう。

シャープは99%減資報道を嫌気され、-68(-26.36%)でストップ安。
まだまだパニック売りが続きそうだ。
将来へのビジョンが見いだせない事業ばかりで、中国や韓国の安値価格競争(価格戦争)の中で、円安でなんとか延命していた会社にとどめの一撃に過ぎないのだが、「こんな落ち目会社はさっさとつぶれたほうが世の中にためになる」とさんざん僕はブログに書いてます。
99%減資して、安値価格競争(価格戦争)をして、そこから復活できる実力があるとでもいうのだろうか。


別にシャープだけの話ではではない。
「円安で日本の製造業復活」だどと煽っている馬鹿経営者や馬鹿エコノミストや世襲政治家や馬鹿官僚や馬鹿アナルリストは今一度考え直してみる必要がある。
円安は、市場から退出すべき企業を延命されるだけで、さらに、日本国内の富を流出し、日本の労働力を安売りしているだけだ。
これは自動車(単純組み立て産業)だって同じだ。単純組み立ては国外でやれ。


始値19650、高値19690、安値19590、終値19640
20150511

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