こんばんは。
先見太郎です。

本日のニュースは

「ブラジル資源大手ヴァーレ、香港証取に上場」

です。

以下、日本経済新聞WEB刊より。
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C9381959FE2EAE2E6918DE2EAE3E0E0E2E3E29494E0E2E2E2


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ヴァーレとは?


ブラジルはリオデジャネイロに本社をおく総合資源開発企業。

ヴァーレ(ブラジル)、リオ・ティント(英・豪)、BHPビリトン(英・豪)を合わせて、世界資源メジャーと呼ばれ、世界の鉄鉱石生産の80%以上を上記三社が担っていると言われています。

資源メジャーは鉄鉱石以外にも、石炭やベースメタルなどの事業でも非常に高いシェアを獲得しています。

国内で該当する企業といえば、非鉄メーカーの住友金属鉱山、三井金属、三菱マテリアルあたりが競合します。

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さて、今回のニュースの考察。

記事にあるとおり、ヴァーレの上海証取への上場目的は、資金調達ではなく、知名度の向上です。
大規模な需要先をアジアと位置づけ、そこでの知名度の向上を図りました。
積極的な投資家の集まる中国市場は、資源メジャーの知名度UPには格好の場所になったってわけです。

ここで重要なことは、



知名度の向上は、価格競争力の向上を意味します。



ご存知、最近の資源メジャーは価格競争力を高め、製鉄メーカーとの鉄鉱石価格の交渉を有利に進めようとしています。
要は、

資源メジャー「昨日までは鉄鉱石は1トン100ドルだったけど、今日からは200ドルね。
         いやなら、別に買ってくれなくていいよ。」

ってことです。

前述のとおり、資源メジャーが鉄鉱石生産のほとんどを押えているから、他から買う余地はありません。
ほとんどカルテルも同然ですww

鉄鋼メーカーの新日鉄やJFEからしたら、たまったもんじゃありません。
上がるわ、上がるわ、売上高原価率。


以上のように、ヴァーレは香港証取への上場による知名度の向上で自社のプレゼンスを確固たるものにし、より強力な価格競争力を持とうとしています。

ヴァーレだけでなく、リオ・ティントやBHPビリトンの今後の動きについても注目です。



最後に。

今回のニュース、実は意外と重要です。

鉄鉱石には多くの業界が関わってきます。
造船、海運、陸運、鉄鋼メーカー、自動車メーカー、建設会社など上げればキリがありません。

これが「鉄は国家なり」と言われるゆえんです。

鉄の原材料価格が上昇すれば、自動車の車体価格に転嫁されることは十分考えられます。
トヨタも困っちゃうし、お客さんの私達のお財布にも厳しいことになります。


ニュースを見るときには、「自分の生活にはどう関わってくるのかな」という視点で見てみると
理解が深まると思います。



良いこと言ったので今日はここまで。


以上です。
はじめまして。

先見太郎です。

来年度より、日系証券会社に勤務します。


その先駆けとして、日々のニュースを単調に受け入れるだけでなく、
ニュースの裏の背景、今後の展望を考察していきたいと思います。


無論、考察なので答えは1つではありませんし、そもそも答えがあるとは限りません。

なにかご意見やご質問、ご批判等ございましたら、コメントお願いします。


初回は以上です。