その決断をした時、私はホッとした。
 
あぁ、この子はやっと解放される。って。
 
 
 
 

きっかけは、ほんの些細なことの積み重ね。

 

 

 

中2の娘が小6の時。

 

しっかり者の娘は、

自主的に色んな係を請け負っていた。

 

リーダー、班長をやるのが大好きでね。

その当時も色々やってたんだけど。

 

6年生ともなると

揚げ足を取るように反抗する子、

ソレに乗っかって野次る子ってのがいて。

 

娘は彼らの世話に手を焼いていた。

 

1学期最大のイベントが終わった直後から、

 

半年もの間、微熱が下がらなくなった。

 

 

 

 

入院したりしたけど、原因不明。

 

 

 

 

秋になり、

 

日々、上下する体調の中、

また大きなイベントがあり、

娘はリーダーだった。(1学期に決めた役)

 

やはり体調が優れない日々。

 

たまたま具合の良い日に登校し、

イベントの準備をしていたら、

 

女ガキ大将的な女子に廊下を塞がれ、

 

『お前、生意気なんだよ』

 

と一喝された。

 

 

 

 

こんなこと、言わせちゃった…

 

 

 

 

そう思った娘は、

 

翌日から4ヶ月以上、

 

38℃の熱を出し続けた。

 

 

 

 

 

私は自力で病院を探し回り、

 

入院してた病院で

セカンドオピニオンを願い出て、

 

ようやく見付けた病院で言われた一言が、

 

『やっぱり原因は分かりませんね』

 

 

 

 

泣き崩れた。

 

娘と医師の目の前で、

 

『じゃぁ、どうすればいいんですか!』

 

声を荒らげてしまった。

 

 

 

 

それからいくつもの検査をし、

解熱剤で対処しながら2ヶ月経過。

 

 

 

 

ようやく分かった病名が、

 

起立性調節障害の重症

 

 

 

自律神経がほとんど機能していないため、

 

体温や血圧、心拍数、

発汗や睡眠など、

 

人なら誰でも無意識で調節していることが

出来なくなった。

 

 

 

病名が付いた時、ホッとした。

 

そして、私は覚悟を決めた。

 

 

 

この子に『1人の人』として接しよう。

 

病気の子ではなく。

 

私の子ではなく。

 

『人』として、接しよう。

 

 

 

その上で、

 

親としての愛を存分に注ごう。

 

 

 

 

それを知ってか知らずか、

 

この頃から娘が

 

私のことを『ママ』ではなく、

 

『咲ちゃん』と呼ぶようになった。

 

 

 

 

学校にも何度も掛け合った。

泣きながら先生達に訴えたりもした。

 

卒業を間近に控えた雰囲気の中では、

 

何も変わらなかった。

 

 

 

卒業式に照準を合わせて、

3学期は惰性で少しだけ顔を出した。

 

 

 

卒業式の翌日から、

平熱に戻った。

 

 

 

 

幸いにも、

中学校は娘に協力的で、

クラスメイトの配慮をしてくれたり、

何かあればスグに対応してくれた。

 

バレーボール部にも入部出来た。

 

小6の時とは違い、

子ども達も成長したのか、

娘の病気を理解してくれて、

色んな気遣いをしてくれた。

 

 

 

中学校での新しい生活を過ごすに当たり、

私は1つだけ条件を出した。

 

 

無理はしないでくれ。

 

 

 

所詮子ども。

 

やっぱり、

走るな!と言っても走ってきちゃうし、

 

休め!といっても休まないし、

 

もうね、仕方ないよね(苦笑)

 

 

 

学校でも何度も倒れたし、

何度も迎えに行った。

 

部活の遠征先で倒れたこともあった。

 

担架や車椅子は、娘専用みたいになってた。

 

 

 

 

無理しちゃったかー(笑)

 

って笑って迎えに行った。

 

 

 

『怒られる…?(´TωT`)』って顔して

ベッドに転がってる姿が可愛くて。

 

ズルいなーとは思いつつも、

(*´ω`*)←こんな顔して迎えに行ってた。

 

 

 

 

中1は、とても楽しかったんだろうな。

 

想定していた半分以下の欠席日数。

 

回復の光が見えた気がした、中1だった。

 

 

 

 

楽しかった中1が、

コロナで突然終わった。

 

大好きな担任は、

ちゃんとお別れを言えずに異動になった。

 

 

 

 

 

休校中。

 

何にも縛られず、 体調最優先で過ごし、

6月からの新学年が始まった。

 

楽しかったみたい。

 

やっぱり、色んな係を引き受けてきたが、

 

無理すんなよー(*´ω`*)とだけ言って、

様子を見ることにした。

 

 

 

 

 

 

 

7月。

例年よりも長い梅雨と、

新学期の疲れから、

体調がおかしくなり始めた。

 

気合いで期末テストを受けた。

 

気持ちが切れたんだろう。

 

ほとんど動けなくなった。

 

 

 

 

そのまま、夏休み。

 

突然やってきた猛暑に完全にヤられた。

 

9月半ばまで、

ほぼ寝たきりの状態まで堕ちた。

 

 

 

 

それでも私は、

 

『病気の子』ではなく、

 

『1人の人』として接した。

 

 

 

『1人の人』が病気になった。

 

 

 

食べられなくなり、

そーっと、体重も減った。

 

声のボリュームも小さく、

スタミナはゼロ。

 

表情は乏しく、

生活に張りもない。

 

 

 

 

感情が、動かない。

 

 

 

 

このままじゃ、

 

この子は『生きてない』状態だ。

 

心が、死にかけてる。

 

 

 

 

その逼迫感から、

 

もう、学校は行かなくていいんだよ?

 

ずっと休みます、ってTELしとくね。

 

って、考えるより先に声を掛けていた。

 

 

 

 

体調が悪いから行かないんじゃない。

 

行きたくないから行かないんじゃない。

 

理由なんて、いらない。

 

ただ、学校には行かない。

 

それだけ。

 

 

 

 

猛暑が去った9月の4連休。

 

一か八かで、旅行に連れ出した。

 

 

 

 

学校に行かなきゃ。

 

この強迫観念から解放された娘は、

 

私も主人も驚くほど元気に過ごし、

祖父母も拍子抜けするほど元気に帰宅した。

 

 

 

 

 

 

ある日、彼女がポツリと言った。

 

学校に行かないって決めるまでは

スゴい苦しかったけど、

 

決めたら『そんなもんか♪』って

軽くなったよ♪

 

って、久しぶりにニッコリ笑ったんだ。

 

 

 

 

病気が後ろめたく感じてしまう。

 

気を遣わせてしまうのが苦しい。

 

みんなを信用してない訳じゃないけど、

 

だけど、それが苦しいんだ。

 

って。

 

 

 

 

 

それがアナタの性質ならば、

ソレでいいんじゃない?

 

アナタはまだ子ども。

 

大人になるに連れて、

自分の性質の使い方を把握すればいい。

 

今はちょっとレベルが難しいってだけ。

 

目の前のことを1つずつ、だよ。

 

 

私はアナタを愛してるから、

アナタの為に全力で動くよ。

 

勝手に動く。

 

例え、ウザがられたとしても、

愛するアナタのために動いてるんだ。

 

止めないでね(笑)

 

 

 

 

 

そんな話をした。

 

 

 

 

体調が少し回復してきたので、

学校以外で生活の張りが得られる場所を

探してみた。

 

教育委員会の運営する療育教室を見付け、

その日の内に、保護者面談をしてもらった。

 

中学でも面談をしてもらい、

彼女は全ての係や役割を、降りた。

 

 

 

それからトントン拍子に

療育教室への登校が受け入れられ、

 

今は行ける時だけ、通ってる。

 

 

 

長らく休んでいた塾にも復帰した。

 

勉強が好きだから、

授業はスゴく楽しいらしく、

帰宅後の報告お喋りが止まらない(笑)

 

 

 

 

 

それでいい。

 

娘が、娘らしい笑顔で笑ってくれるなら、

 

それ以上は、もういらない。

 

 

 

 

精神的ダメージだけじゃない。

 

思春期の大事な時期に、

健康な身体も失なってしまったんだ。

 

 

 

 

今は、彼女が笑ってくれることが、

私の最大の幸せ。

 

 

 

病気だろうと、何だろうと、

 

彼女がただ笑ってくれればいい。

 

 

 

 

そして、私は、

 

どんなにツラい時でも、

忙しい時でも、

テンパってる時でも、

泣いてる時でさえも、

 

どんな時でも

私が喜怒哀楽をフルに使って、

 

最後は笑って各々に対応してることが、

 

彼女の最大の安心感。

 

 

 

 

咲ちゃんてさ、

どんなに大変な時でも楽しそうだよね♪

 

娘にいつも言われる言葉(苦笑)

 

 

 

 

 

あわよくば、

健康な身体を取り戻して欲しいけど。

 

今は、

失った笑顔が戻ってきたことが、

 

本当に嬉しい。

 

 

 

 

 

だから、私も笑うんだ。

 

 

 
 
 
 
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