パイパー高木のバグライフ

パイパー高木のバグライフ

パイパー高木―バグパイプ界の新星、その若さと輝き、そして豊かな音楽性でバグパイプの新たな歴史を創る―月刊「No Bagpipe No Life」より

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半音音階の練習中です。

穴が小さいので思ったより難しいです。

でも頑張ります。
わたしのバグパイプが明日の世界を救うかもしれない。
もしアルカイダがわたしのバグパイプを聴いたら一瞬にして心が洗われるかもしれない。いや、洗われるに違いない。
これは一種の洗礼です。わたしが彼らの神父さまになります。そして世界を平和にします。
しかしそれには半音を滑らかに演奏する技術を習得することが何よりも必須事項なのです。

世界平和への道のりはなかなか険しいです。
半音ができるようになったらアルペジオも練習します。
そのうちシューベルトのアルペジョーネソナタも演奏できたら素敵ですね。


全世界の人々が今宵健やかな眠りを得られますように。
Gute Nacht
わたくし大変失礼な誤解をしていました。というか、あまりにバグパイプに対しての知識が無さすぎました。
この場をお借りして謝らせて頂きたく思います。

バグパイプはただ単なる演奏用に用いられていたと思っていたのですが、昔のスコットランドではバグパイパー(以下パイパー)と言えば兵士のことを指していたそうです。


バグパイプは戦闘時に敵を威嚇するために、そして自軍の存在を高らかに知らしめるために使われていたのです。
そのためパイパーは隊列の先頭に立ち、武器を待たないが故に真先に殺される運命にありました。

しかしパイパーが殺されるとすぐに、後に続く兵士がそのパイプを受け取っていっそう高らかに吹き続け、何事も無かったかのように進軍が続けられました。

確かにあの大きなバグパイプの軍列が目の前に現れたら恐ろしくなりますね。
日本で言うところのカミカゼでしょうか?でもあまりにも酷すぎる…

しかしスコットランドの主要な輸出品が兵士だった時代、軍を先導するパイパーは名誉ある職業だったそうです。


でも名誉ある職業っていってももしわたしがその頃に生まれていたら「うちのパパはパイパーよドキドキ」なんて自慢できたでしょうか。。うーん。。


しかし現代では!彼らは素晴らしい音楽と踊りでわたしたちを魅了しています。これは本当に誇らしいことだと思います。
悲しい歴史を持つからこそあの哀愁漂う音がだせるのでしょうか?

まだまだ勉強することがたくさんありそうです。
昔のパイパーに恥じぬよう頑張って日々精進していこうと思っております。


先程カナダへアボリジニの研究のために一年間留学している妹とスカイプをしました。

彼女もやはりバグパイプへの敬愛が深いようで、スカイプがつながるなりすぐさま私の演奏を要求してきました。
その時わたくしは沐浴で身を清めたばかりでしたのでまぁあられもない格好でしたけどやはりそこはプロですから吹いて差し上げました。

このバグパイプの音色がいま、この同じ時に北アメリカの肥沃な大地に響き渡っている、、と考えただけで背筋がぴんとしました。
そう、まさにあの言葉です。

バグパイプに国境はない。

これからも世界中の人々にこの音色を届けてあげたい。。
バグパイピニストとしての熱意が再び蘇ってきました。

最近あまり心を通わせられなかったバグパイプとわたし。
明日からは心を入れ替えて真摯に向き合っていこうと思います。