こんばんは。
最近、ブログの更新楽しみにしてます!という言葉を沢山頂けて嬉しい限りです。
これからも緩くではありますが、更新しますので是非ご覧頂けますと幸いです!!



前回までの軽いあらすじです。
デビューして色々あったアイドルグループうりゃおい!JAPANは初のワンマンライブで代官山SPACE ODD(公称キャパ450人)に500人動員できないと解散という重大発表を行います。

さて、うりゃおい!JAPANの運命やいかに!?


という所で前回は終わっております。


さて、6/9のワンマンライブでの集客が150人ほどのアイドルグループが約2ヶ月で350人動員を増やすにはどうしたらいいのか。

まあ、賛否両論あるとは思いますが、今だから書きます。当時、既に解散は決まっていたので、言わば"炎上商法"で動員を稼ぎにいったわけです。
正直それは成功しました。
あの規模感のアイドルで最終的に400人ぐらいの動員をしました。

解散した後に公式ホームページにある程度包み隠さず真実を書きました。
それは、綺麗事ではなく、学生2人がやっていたプロジェクトを少なからず応援してくれていた人たちを騙しているようで辛かったからです。


炎上商法をした後は、チケットをなんとか多くの人に配ろうと多くの人が何枚もチケットを買ってくれました。対バンで、"500人いかなかったら解散になります"とメンバーが毎回MCしていたので
、それに同情したファンの方がチケットを買いに来たりもしました。


その度に、なんか騙しているような感覚で辛いこともありました。
が、デビュー当初から周りにいる恵まれたグループと常に比較されていたメンバー達を見て、最後ぐらい幸せな気持ちで終わって欲しいな。と思って、当時の僕らが考えた"お客さんを多く動員する方法"が炎上商法+バンドセットでした。


サウンドチームの方々も赤字でバックバンドを結成してくださり、僕らもほぼ赤字で最後になるべく世に残るものを作りたいと思い、全曲収録のアルバムや新グッズを作りました。


これは、初めの方の記事にも繋がるのですが、結局僕らが頑張れていた理由はお金や地位ではなく、メンバーへの愛で動いていたからだと思います。かなり綺麗事ですが、確実にそうだと思います。
大きなプロダクションの後ろ盾もなく、ほぼ自腹の自転車操業で行っていたアイドルグループですから、良い意味でも悪い意味でもメンバーと一緒に成長しながら当時は頑張っていました。
そんな僕らに付いてきてくれたメンバーだから、最後ぐらい素敵な景色を見せてあげたいと思って、僕らのできる最大限の策がそれだったのです。


これは確実に良いことではないし、今では絶対にやりたくない事です。それでも、間違ったことをした。とは思っていないので良いんです!


そのワンマンライブは今でもめちゃくちゃ頭に残っています。
バックバンド+超下手くそな歌。
すごい組み合わせですが、めちゃくちゃ最初は盛り上がって。
でも、チケットタダで貰った奴らがいるから荒れ始めました。

それをマネージャーが泣きながら止めて。

メンバーが途中のMCでまだ解散発表していないのに泣き始めて。

泣きながらライブをするメンバーと、泣きながらコールするファン達。

そして、次第に会場はひとつになっていきただ暴れる奴らもライブを見てくれるようになりました。

決してかっこいいパフォーマンスとは言えませんが、僕はこれまで見たアイドルライブの中で心に残るライブの1つとしてあの解散ライブは一生忘れないと思います。


解散を発表し、ファンの人たちも悲しむと言うよりはやっぱりそうだったのか、、、
というような表情の方々が多かったように感じました。

そして、8/1にうりゃおい!JAPANは解散となりました。
怒涛の8ヶ月間。最後の2ヶ月はほぼライブも入っていなかったので実稼働だと約半年。
そんなグループでもファンを泣かせるレベルまで心を動かしている。という事実がすごく嬉しかったです。
そして、それが今も僕がこの仕事を続けていられる理由なのかもしれません。


普通に考えたら、責任感のないただのクソ運営ですが、それでも応援してくれているファンの人達は本当に一生忘れないと思います。
たまに、今やっているいくつかのグループの物販に遊びに来てくれる人もいますが、僕は名前は忘れていても、顔と誰のファンだったかまでは大体わかります。それぐらいファンの人達のことが僕も好きでした。

なので、もしまたアイドルを作ることがあったらなるべく悲しい思いをさせないグループを作りたいな。と思って作ったのがNEO JAPONISMです。

毎月新曲や新グッズを発売したり、少し厳しいかもしれないライブルールを設定しているのもそれが理由です。

そりゃ、大人数が集まれば気の合わない人や、嫌な奴もいると思います。
最近よく話題に上がる"最前管理"
僕自身、最前管理は一切ダメだと思っていません。ただ、最前の"私物化"は良くないのかな。と思っています。前で見たいならチケット取れ。予約早くしろ。その気持ちよくわかります。

でも、グループ運営としてはやはりライブが盛り上がること以上に嬉しいことはありません。
そんな時に最前と盛り上がるお客さんが喧嘩したり、争う姿を見るのは悲しいです。
何より、ステージのメンバーからそれは丸見えだから、結果メンバーが悲しむことになってしまう。
それは避けて欲しいな。と本当に心からいつも思っています。

なのでNEO JAPONISMのライブルールは
"過度な"モッシュやダイブリフトが禁止です。
全てを禁止はしません。それはファンの方々をある程度信じるしかないんですよね。

曖昧かもしれないけど、全てを禁止してるフロアってなんかつまらないと思うんですよね。
義務的に上がるリフトは好きじゃないですが、抑えきれないメンバーへの愛情表現が最前でのジャンプだろうが、コールだろうがリフトだろうが何でもいいと思ってます。ただ、周りのお客さんが迷惑だなあ。と思ったり、怪我をするような行為は愛情表現ではなく、ただの自己満足。

うちみたいなスタイルだと、揉めることもあるかもしれませんが、なるべく盛り上がるフロアを作れるようにメンバーにも指示しています。
パワーバランス的には少し最前でじっと見たい人には向いていないグループなのかもしれません。

故意的に最前に突っ込むような行為は確実に禁止ですが、曲のパートによって圧縮が起きるとかは仕方ないのかなあ。と思ったり。
線引きが難しい分、お客さん同士も譲り合い、思いやりを少しだけもってライブを見てくれたら嬉しいです。

迷惑だなあとか、これはさすがに危ないでしょ。と思うことがあったら遠慮なくスタッフに伝えてください。


かなり話が脱線してしまいました。
本当に何も考えず文を書いているので、話の脱線しがちな僕のブログ。すいません笑

1000人いたら1000人がおなじ思いでライブを見たり、グループを応援することはほぼ無理に等しいと思っています。
それでも、色んな背景を持ったお客さんやメンバーが1つになって1つのモノを創り上げる、創り上げられるのがアイドルの面白い所なのかなあ。と思っています。
なるべく1人でも多くの人が満足出来るモノを作れるようこれからも頑張りますので、是非応援、宜しくお願い致します。


以上です。

次回は解散後別グループを急遽担当することになったので、その話やらを書こうかなと思います。

これにて、加藤のブログ第1期は終了です。
次は第2期が始まりますので、乞うご期待を!





〜おまけ〜

NEO JAPONISM東名阪ツアー、ファイナルの東京公演、普段とは違う演出プランを考えています。なるべく多くの人に見てもらいたいし、一般の方でも楽しめるような内容を考えていますので、是非友達とか誘って頂けたら嬉しいです!


大阪公演で発表の新曲は、王道なロックそして、ネオジャポの原点に返ったキャッチーな振り付けです。
多くの人に愛される曲になることを祈っています。


では!また!