初日。【7/16-8/4】夏休み文楽大阪公演[2022] | さきじゅびより【文楽の太夫(声優)が文楽や歌舞伎、上方の事を解説します】by 豊竹咲寿太夫

夏休み公演初日







夏休み文楽大阪公演、本日から始まりました!




夏休み公演は毎年第1部で親子で楽しめるお芝居として新作や童話が原作のものを上演しています。



今年は桐竹勘十郎さん作「鈴の音」



河童の河太郎と、狐のコン平とはつね、この3人(3匹?)が狩人を退散させるために頓知を働かせる童話のようなお芝居です。




続いて上演するのが「瓜子姫とあまんじゃく」


瓜子姫はたくさん絵本もあって有名なお話。


そんな瓜子姫のお芝居です。


朗読劇のような作りになっていて、人形も妖怪の山父がでてきたり、あまんじゃくは可愛らしい容姿のものからガブまで登場する、日本昔ばなしらしい親しみをもっていただけると思います。









私は第2部に出演させていただいています。



第2部は近松門左衛門の名作「心中天網島」です。



今回は切り場に繋がる場面をつとめさせていただいています。


ダブルキャストの前半です(7/26まで)




曽根崎心中や女殺油地獄とともに現代でも人気の高い心中天網島。



ぜひお越し下さい!