「先原さんは自分に自信があって自分が好きだから」


時折お客さんや友達にそんなことを言われてビックリすることがあります。


私に対する印象がそうなのでしょう。


しかし、本質は全く違います。

そう言われる度にこの人は俺のこと全くわかってないんだなと思っています。


つまり表面にばかり捉われて本質が見えていないということです。


けど確かに私は深い仲になった人にしか自分のことをあまり話さないところがあり、話していないのだからそう思われていてもおかしくはありません。


ただ正直なところ、それは全くの正反対で私はコンプレックスの反動で今の自分があると確信しています。


私はもともと、というよりは幼少期から筋トレを始める高校生になるまでは、自分で言うのも変だが、どちらかというとかわいい系の男子でした。


- 写真は中3の卒業間近に撮ったソフトテニス部の集合写真 -


子供の頃から「かわいい」「かわいい」と色んな人に言われ続け、男なのにかわいいと言われるのがすごく嫌だと思っていました。


中学生でも特に1年の頃は言われており、流石に成長期に入ってようやく身長なども伸び始めたので2.3年の頃はあまり言われなくなったが、それでもそれはなかなかのコンプレックスでした。


男なのにカッコいいではなくかわいい😅

それもたまにならいいが頻度が明らかに高かったのですごく嫌に思っていました。


だからこそ私は、男らしくなりたい!!そう願っていたのです。


しかし、願っていただけはやはり何も叶いませんでした。


行動をしていなかったからです。


そこで私は筋トレをやってみることにしました。


最初は家で腕立て伏せや腹筋をたまにやる程度で全く長続きしませんでしたが、少しだけ身体が筋肉質にはなりました。


だけどやっぱり本質が何も変わっておらず、やっているフリや、やっているつもりではやはり何も変わらないんだと実感しました。

変わるにはそれなりのアプローチが必要だということです。


高校に入学してしばらくは帰宅部でしたが、購買部で会った先輩から猛烈な勧誘を受け、7月から水球をすることになったのでそれと同時に肉体改造を本格的にスタートすることになりました。


水球は練習がハードな上に筋トレもやっていたので身体のどこかが毎日筋肉痛でした。


爆食いを始めたのもこの頃で、「爆食いをしないとデカくならない!お前は細すぎる!そんなんじゃインターハイ行かれへんぞ!」と先輩に言われていたので猛烈に食って言われた通りに身体を大きくする努力を続けました。


一日10000kcalを食え!水球の強豪校がそう言われていたらしく、流石にそれはできませんでしたが(と言うか不可能のように思った)少しでも近づけるように普通の人の2倍は飯を食うようにしていました。


すると、いつの間にかかわいいなんて誰からも言われなくなり(そりゃそうだ、黒人のように真っ黒でムキムキになったから笑)

久しぶりに会った中学の頃の同級生には「え!?誰ですか?」と言われるまでになったのです。


○○中の先原やで」

そう言った時に相手は仕事中でしたが目ん玉が飛び出てきそうなほどに大きく目を見開いて「え〜〜〜〜!!!!😳」と大声をあげてビックリしていらっしゃったのはものすごく覚えています。


その瞬間に初めて、努力を続けて本当に俺は別人のように変わったんだなと確信しました。


そんなこんなでトレーニングをスタートしてから今に至るわけですが、私の場合は"自分が好き"と言うよりも未だに根強いコンプレックスが残っており、その反動が今にも至っているという感覚しかありません。


そこで皆さんにお話ししたいのは、コンプレックスは武器になるということです。


それも深い深いコンプレックスであればあるほどいいですね。

強力な武器になります。

私の場合はそのコンプレックスをかれこれ18年間も利用しています💪🏻


ただその為にもう一つ大切なことがあり、それは"諦めない!"と言うことです。

私の例ばかりで申し訳ないですが話し手が私である以上私の話しが一番身近な実体験になるのでお話しすると、


私の場合は強烈なコンプレックスを持っていたので、少しでも自分を好きになれるよう努力しよう!ということから始めました。

変えられないものなら仕方がないけど、筋肉なら頑張れば付くねんから諦める前にやってみよう!と思ったのです。


そしてその前向きな姿勢と行動が自分を別人に変えることに繋がりました。


なぜならコンプレックスを持っていても何も行動をしなければ現状なんの変化もないからです。


行動をしてはじめてコンプレックスが本当の意味でのバネになります。


もし私が若い頃からかわいいかわいいと言われ続けていなかったら、

もし私が生まれつきキムタクのようにイケメンで見た目にめちゃくちゃ自信を持っていたら筋トレなんてやっていなかったと思います。


人生に意味のないものはないように、

そして意味付けるのは自分であるように、


皆さんも今一度自分自身を見つめ直し、コンプレックスはバネに変え、トラウマはドラマに変えてみたらいかがでしょうか?


-左15歳、右31歳 -


本日は誰にも見せたくなかった私の黒歴史を皆さんにご紹介させていただきました。


少しでも皆さんの力や行動力に繋がればそれは幸いです。


本日の名言、コンプレックスはバネに変え、トラウマはドラマに変えろ!!