夏休みの間だけでも

休部したい

転校も含めて考えたい

とベットでうなだれながら

目も合わせずに言った夏の初め。


休んで何がしたい?

急いで答えを出さなくていいから

とにかくまずは朝起きてご飯食べて

いつも通りをやってみよう

感情抜きでただ黙々と過ごしてみよう。

一か八かでした。

死ぬかもしれない

帰ってこないかもしれない

息子は思い詰めていたし

追い詰められてました。


起きて部活に行きました。

仕事の休憩にスマホを見ると

先生からの着信があることもしばしば。

帰らせます。

あぁ、今日もダメだったか。

でも行った

逃げずに朝起きて行ったなと。


何も特別なことは言わず

いつも通りを過ごす家族

いつも通り、普通に暮らす覚悟をした家族も

大変な毎日でした。


寝られる時は

寝かせてあげようとしてた1年目でしたが

朝ごはんやでー

朝ごはん食べやー

食べよー

部屋のドア越しに毎朝声をかけました。


月間予定が去年はなかったけど

今年は出たので

お盆のまとまった休みには

人にたくさん会わせました。

嫌がるかなって思いましたけど

これまで過ごしてきた

我が家にとっての当たり前の生活をさせよう

反発されるかもしれないけど

粛々と毎日朝ごはんを食べさせて

休みは家族の予定を入れて

部屋を片付けさせて

家事を手伝わせました。


全国ジュニアに出場するメンバーとは

別メニューでの練習で

息子のペースも大事にしてもらえたと思います。


えづきながら食べた朝ごはんが

少しずつほんとに、少しずつ

ゆっくり食べきれるように

ため息がひとつ減ったり

いつのまにか会話ができたり

笑顔が見える日があったり

浮き沈みしながら

少しずつ、現実を受け入れて

恐る恐る周りに目を向けて

恐る恐る懐中電灯で照らして

見える部分を増やして

そんなふうにゆっくりゆっくり

自分のイマココ、を受け入れて

来なければいいと思っている明日を

少しずつ。


私はこれまで

それを咎めていたと思い出していました。

あんただけ練習に参加させてもらえなかったんか

何しに行ってるんや

世界目指してるんやろ

と、本人が1番ショックなはずなのに

そうやって鼓舞するつもりが

追い詰めていたんだろうなぁと

この夏たくさんたくさん今更気づいて

反省もしました。


夏はどうだった?

乗り越えてよかったか?

いつもなら聞きます。

でも今年は聞きませんでしたし

私から聞くことはないかもしれません

まだ彼の夏は終わってないし

また彼の闘いは終わってないし

私はこれからも

朝ごはん食べよー

起きやー

朝ごはんやでー

とドア越しに声をかけて

あんたのペースで練習したらいいんやからな

って言うだけです。


それができてなかったなぁ。

言わないと後悔するって

自分の気持ちを優先して

それを受け止める息子の気持ちを

考えずにいたこれまでの自分を

たくさん反省した夏でした。


このブログにも

母としての反省たくさん

書き連ねてきたけど

全然変わってなくて

同じことばっかり書いて

決意はするけど変わらなかった。

この夏は変わったなぁと

今は思ってます、今は笑

しっかりこの感情

自分の体と心に落とし込んでおきたいです。