高2になってから

2回、試合を棄権してる息子。

先日先生から

エントリーはしてるが

本人に判断を任せたら

見送るという返答だったので

2回とも棄権という結果になった

との話を聞きました。


これまでの私だったら

せっかくエントリーしてもらってるのに

なんで出ないねん!

ただで高校通えてんちゃうで!

自分で決めた高校やろ

道やろ

逃げんながんばれ!

って言ってたと思います。


そんな言葉は少し浮かびはしましたが笑

息子にぶつけはしませんでした。


十分考えてのことだと思ったからです。

綺麗事ではなくて

息子はそういう性格だからです。


普段のレベルの高いチームメイトの練習や

先生からの

全国レベルに持っていけ

という檄に

自分はあんな技はできない

簡単な技しかできないのに

全国レベルなんか無理や

自分が出ることで

この高校のレベルを下げる

それに自分も恥ずかしい

体が痛いのは確かだし

無理をしたくないのも確かだし

逃げてるのかもしれないけど

とにかく今は出たくない


私がわかるのはここまで。

日々の会話の中の

あの子からでてくる言葉を拾い集めて

私の知ってるあの子の性格を加味してみて。


私は常々息子に対して

めんどくさがりで

辛いこと

しんどいことから逃げて

どうしようもないやつだと思ってました。

なんでそんなやつが体操なんだと。

辛くてしんどくてこわいことしかないじゃんかと。


でも息子の大爆発を受けて

そんなどうしようもないところがあっても

結果、ちゃんと「結果」を持って帰ってくる。

実に人間らしく生きて

自分のペースで作り上げて

周りを納得させてきました。


先生はなんとでも言います。

期待もさせるし

俄かに信じがたいことをいうこともある。

それに完全に振り回されて

息子を問い詰める愚行は私はもうしないし

出来そうにもない。


例え今嘘をつかれていても。

誤魔化されていたとしても。

周りの人からの言葉は

息子の真意を知るヒントの一つ。

信じるのは息子の今と息子からでる言葉。


少し息子と話しました。

息子は

実のところ、棄権したのは自分の意思だったと

打ち明けてくれました。

だって自分は全国レベルじゃないからって。


あっけらかんと答えました。

気にすんなよ

おかーさんたちは

あんたの体操みたらいつも元気でるし

感動する

ツカハラを見た時も

ばあちゃんと目うるうるしたもん。

あんな技で?

そんな簡単な技がなんかわからん

ただゆうの体操は美しくて

レベルなんかどーでもいい

試合に出たら?

1種目でもいいやん。

泣いても笑ってももう3回しかないんだもん。

勿体無いから出たら?

ゆうはゆうでやればいいやん

気にすんなよ。


じゃあ次からは出るわ。


ゆうたなー!

よっしゃー!!!

絶対やでー!