二月風廻り【ニンガチカジマーイ】
きょうは季節の話題をお届けする、
お天気カレンダーのコーナーがありました。
この時期特有の天気現象、
【二月風廻り(ニンガチカジマーイ)】を紹介しました。
旧暦の二月に
天気が急変し、風の廻り(変化)が早くなり、突然
海が荒れる現象です。
これは台湾付近で発生した低気圧が
急激に発達しながら沖縄付近を通過する際に
起こるものです。
過去には
二月風廻り(ニンガチカジマーイ)によるものと見られる
海難事故が発生しています。
そこで、海で命をかけて仕事をしている
海人(ウミンチュ)の皆さんにきいてきました。
● 『二月風廻り(ニンガチカジマーイ)の前は
波の状態はなぎだけど、いきなり雨が降って、北風が吹いて怖い』
● 『海が荒れるのは、潮の流れを見てわかる。』
● 『(二月風廻り(ニンガチカジマーイ)が来るときは何もしない。
船をおろして通り過ぎるのを待つだけ』
低気圧や高気圧が交互にやってくる春は、
天気変化が大きくなりますが、
特にこの時期、旧暦の二月はそれが顕著です。
これは、那覇の過去10年間の、この時期の気圧と
降水量の変化をあらわしたもの。
低気圧が通過すると、気圧が大きく下がり、強い雨が降ります。
これを見ると
新暦の、3月21日~22日にかけて
気圧が低く、降水量が多くなっています。
つまり、二月風廻り(ニンガチカジマーイ)の発生しやすい日、
といえそうです。
二月風廻り(ニンガチカジマーイ)は
天気図などで事前に予測が可能です。
これからは海水浴や潮干狩りシーズン。
海にお出かけの際は
予報をコマメにチェックする事が大切です。(o^-')b