こんにちは!
この記事を書いているたりらです。日本・アメリカ・カナダと渡り歩き、現在はエンジニアの夫と息子と3人家族で生活しています。詳しいプロフィールはこちら。住み始めてから、カナダも好きになりました。
今回は、ウェルスシンプル(Wealthsimple)の超ヘビーユーザーである私たちが、徹底的にその使い方と他社との比較、そしてWealthsimpleの特徴を紹介します。
金融系のプラットフォームでは、他よりも頭一つ抜けて便利だと考えています。
ネットで日本語ベースの記事を探していましたが、記事数が少なく、実際の使い心地までを詳しく解説しているものに出会うことが出来なかったことから、私たちの経験をベースにこちらの記事でより詳しい部分までカバーできればと考えています。
💡 この記事を読むとわかること
- ウェルスシンプル(Wealthsimple)の基本情報
- 直感的に使える証券口座としての機能
- 大手銀行よりお得な預金口座のメリット
- カナダ生活の初期にも役立つカード機能
- 他社と比較してなぜウェルスシンプルを選ぶのか?
預金口座・証券口座・クレカ・収入/支出管理をひとつのプラットフォームで完結させたい!という方に役立つような記事構成としています。ぜひ参考にしてみてください。
ウェルスシンプルとは
ウェルスシンプルは、カナダ発のネット証券および総合金融プラットフォームです。日本でいうと楽天証券やSBI証券のようなネット証券の立ち位置に近く、そこに日常の決済アプリや高金利な銀行の機能がすべて合体したようなイメージです。
現在、カナダ国内でのユーザー数は300万人を突破しており、若い世代を中心に圧倒的な支持を得ています。40歳以下だと、5人に1人はWealthsimpleを利用しているというデータもあります。投資から日々の買い物まで、お金の管理を一つのアプリで完結できるのが最大の特徴です。
証券口座としての機能
証券口座としての機能は、基本的には他社と比較して、手数料などにおいて大きな違い・利点はないものの、その使いやすさは一番です!
アプリはオフホワイトをベースにしており、直感的で非常に操作がしやすいです。
一例で、VDYの購入画面ですが、こちらの“Trade”のボタンからスムーズに購入することが出来ます。各社の比較記事も作成予定ですが、競合であるQuestrade/IBKRよりもWealthsimpleはこの作業が非常にスムーズに完了できる印象があります。
簡単に言うと、Questrade/IBKRは上級者向け、Wealthsimpleは初心者でも使えるような感覚です。
それぞれの証券会社に得手・不得手があり、一概に使い心地が良いからと言ってWealthsimpleが一番だとは言えないですが、私たちはメイン証券口座をWealthsimpleにしています。買うのも売るのも本当に楽です。
銀行口座としての機能
普通預金(当座預金)としての機能も素晴らしいので、ここでは4つの大きなメリットを紹介します。
① 資産額に合わせて上がる金利のグレード
カナダの大手銀行のチェッキングアカウント(当座預金)は金利がほぼゼロですが、WealthsimpleのCashアカウントはお金を入れておくだけで利息がつきます。
下の表に、金利の条件などをまとめてみました(横方向にスクロールできるようになっています)。
| グレード | 条件(総資産額) | 基本金利 | 金利ブースト条件 (+0.5%) ※いずれか |
最大金利 |
|---|---|---|---|---|
| Core | $0 〜 $99,999 | 1.25% | 給与振込(月$2,000以上) or口座残高 $10,000以上 |
1.75% |
| Premium | $100,000 〜 $499,999 | 1.75% | 2.25% | |
| Generation | $500,000以上 | 2.25% | 2.75% |
一番低いCoreグレードでも、条件を満たせば1.75%の金利が付くというのは、結構大きな差だと思います。ちなみに、競合他社と比較してみると
- EQ Bank: 2.75%👍
- TD / RBC / Scotiabank(大手): 0.01%〜0.5%👎
金利を売りにしているネット銀行のEQ Bankにはさすがに一歩及びませんが、大手銀行と比べれば圧倒的に良い率で運用が可能であることがわかると思います。私たちも給与振り込み設定を行い、きっちりボーナス金利をもらっています。
ちなみに金利分は毎月初めごろに口座に振り込まれるので、毎月すこしお小遣いをもらっているような感覚があるのも、私が好きなポイントです。
② どこで下ろしてもATM手数料が無料
これも非常にありがたい部分です!大手銀行だと他社ATMでお金をおろすと手数料がかかりますよね。しかし、WealthsimpleはどこのどのATMでおろしても手数料が無料です。急に現金が必要になったタイミングでも、手数料を気にせずにおろすことができます。
こちらの画像は50ドルをTDのATMで現金をおろした際の例です。
50ドルに5ドルの手数料がプラスされていますが、その後すぐに5ドルが返還され、無料でATMを利用することが出来ていることがわかります。
③ まだまだ現役の「小切手帳」が無料
カナダでは家賃の支払いや子どもの習い事などで、未だに小切手を使う機会が意外とあります。私たちは主に家賃の支払いで使っています。
大手銀行だと小切手帳を作るのにお金がかかることが多く、白紙の小切手100枚でなんと50〜75ドルもかかります。ですが、Wealthsimpleでは給与振込などの条件を満たせば、小切手帳を無料でオーダーすることができます。
④ キャッシュカードが便利!
WealthsimpleカードはMastercard(マスターカード)ブランドで、そのまま普段の買い物に使用することができます。そして、為替手数料が無料です!日本への一時帰国やアメリカへの旅行等でも、気兼ねなく使用できるのは大きなメリットです(カナダのクレカはハイステータスカードでも為替手数料がかかることが多いので)。
キャッシュカードにはポイントやキャッシュバック機能は無いので、クレジットカードには敵わない部分もありますが、カナダに来たばかりでまだクレジットカードが作れない時期などは、このカードが大きく役に立つと思います(私たちも本当に助けられました)。
クレジットカードとしての機能
Wealthsimpleはクレジットカードも発行していて、これがサブカードとして非常に優秀です。
申請にはウェイトリストがあり、そこから順番次第でオファーが届くようになっています。ウェイトリストから選ばれるかは本当にブラックボックスの状態で、私たちはWealthsimple内で資産100Kを突破した際にオファーが届いて、クレカの作成に至りました。
それではこのカードのスペックを見てみましょう。
① 条件達成で月会費無料
このカードは本来、月20ドル(年間240ドル)の月会費がかかるのですが、以下のいずれかの条件を満たすことで月会費が完全に無料になります。
- Wealthsimple内の総資産が10万ドル以上
- 月4,000ドル以上の給与振込(Direct Deposit)設定
② どこで使っても2%キャッシュバック
カナダで還元率の良いカードを探すと、高い年会費(150ドル等)がかかったり、カテゴリによって還元率がバラバラだったりしますが、このカードはどこで使っても一律2%キャッシュバックで、かつキャッシュバックの上限設定もありません。会費が無料でこのキャッシュバック率は破格です。
③ 為替手数料が無料
キャッシュカードと同様ですが、こちらも為替手数料無料です。日本への一時帰国の際に使用しました。本当に大活躍です。
④ VIPカードであればさらなる特典
Wealthsimpleのクレジットカードには2種類(VI/VIP)がありますが、上位版の「VIPカード」には、旅を快適にする最高峰の特典が多数付帯しています。詳細は別記事にて詳しく解説予定ですが、主な特典はこんな感じ。
【主なVIP特典の例】
- 空港の優先レーン(Priority Security)の利用
- 海外旅行用の無料データ通信(eSIM)
- 世界1,200カ所以上の空港ラウンジ無料(年6回)
- ホテル特典(朝食追加・客室アップグレード等)
条件達成で年会費無料になるカードとしては信じられないほどのトラベル特典が揃っています。
我が家の活用例
ここまでWealthsimpleの預金口座・証券口座・クレジットカードの機能を紹介してきましたが、ここでは我が家のリアルな活用例を簡単にご紹介します。
証券・預金口座:Wealthsimpleをメインに
まず証券口座と預金口座に関しては、我が家はどちらもWealthsimpleをメイン口座にしています。
アプリが圧倒的に使いやすいのはもちろんですが、一番の理由は「資産をまとめて一箇所に置いておくことで、上位グレード(Premium等)の恩恵を最大限に受けられるから」です。お金を集約させることで金利が上がり、優秀なVIPカードのオファーも届くようになるため、よほどの資産額でない限りは、一つの証券会社にまとめるのが良いと感じています(これは各社同じような戦略でしょうね)。
クレジットカード:サブとして活用
クレジットカードに関しては、手に入れた「Wealthsimple VIP Card」をサブカードとして愛用しています。
我が家は、普段の買い物や外食ではポイント還元率が最強クラスの「Amex Cobalt」をメインに使用。そして、アメックスが使えない店舗(カナダでよくある、ローカルなアジア系スーパーなど)での決済に、どこでも一律2%キャッシュバックされるWealthsimple VIP Cardを使用しています。
この2枚持ちにすることで、取りこぼしなく高い還元率を維持できています。さらに、日本への一時帰国やアメリカ旅行の際は、為替手数料が無料のWealthsimple VIP Cardがメインに躍り出るなど、シーンに合わせて本当に無駄なく大活躍してくれています。
まとめ
今回は、我が家が愛用しているWealthsimpleの機能や活用例を紹介しました。かなり長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。
新たにカナダに来られたばかりの方にも、自信を持っておすすめできるプラットフォームです。ぜひこの記事を参考に、資産運用をスタートしてみてください。
また、疑問や感想などがありましたら、ぜひ下のコメント欄に気軽に書き込んでみてください。皆さんのコメントをもとに、記事をさらに分かりやすくアップデートしていきたいと思っています。
それでは、今日も良い一日を~。
