もしも私が… (4)
夢野 歩美…ただいま二股中……
春樹が挨拶してくれてから、私と春樹は、どんどん仲良くなっていって―――……
拓也を断って、春樹と一緒にかえることもあった。
――春樹は、私と拓也が付き合ってるのを…知らない。
こんな時間が一生続けばいい………
そう思っていた。
けど…そういかないことは、十分承知していた。
運命の時は、だんだんと近づいてきた。
「歩美? …春樹って奴と…どういう関係なんだ?」
拓也が…言った。
「どういう関係って……? 別に、ただ机が隣なだけよ……?」
「…そっか。 じゃあ、俺と…今、キス出来るか?」
キス……?
そういえば…まだ拓也とも春樹ともキスしてなかった…………
やだ…するなら、春樹とがいい…………
でもここで断ったら、春樹とのこと…ばれる。
仕方ないよ……
「…うん」
拓也は唇を近づけてきた……
ドクンドクン……
怖い。
…みてないよね?
春樹………
ちゅ。
たった一瞬だけなのに。
心が…破壊された気分になった。
