大杉漣さん
最初のプロデュースにして最後の主演作。
[教誨師(2018)]

大杉漣さん演じる教誨師死刑囚が一対一で向かい合い、
数分置きに死刑囚だけが入れ替わるという画が基本的にずっと続く密室会話劇

死刑囚役は、
画像上段左から、光石研,玉置玲央,烏丸せつこ
下段左から、古舘寛治,小川登,五頭岳夫(敬称略)の6人。

なので、
言葉の意味を凄く考えさせられる聴く映画

又、人物の背景の情報力も少なく主観的にしか見えないので、
何が本当のことなのか?
この人は本当に真実を語っているのか?
この教誨師の実体は?
…等と、不思議な錯覚にも陥ってしまった。

大杉漣さんの桜井幸子さんと共演した「世にも奇妙な物語」の『影の国』の雰囲気を思い出させるような感じ。

季節感が映らない変わりに、
時々倒れる卓上カレンダーが印象的でした。

大杉漣さんの、
穏やかだけれど威厳のある声と語り口
そして、死生観や倫理を語るその奥深い表情…!!見入ってしまいましたビックリマーク

自己プロデュースというだけあり、本当に大杉漣さんにピッタリというか、彼でしか成立し得ないということを突きつけられる作品。

大杉漣さん、素敵な作品を有難うございますおねがい

「後悔するのは素晴らしいことですよ。
色んな人がいるんです。

意味なんてないんですよ。
生きているから生きるんです。」

特にこちらの言葉が印象的で、救われましたぐすんほっこり

実際に刑に服されてる人も見たりしたないのかな??

死刑囚の人達の中では、一番若い高宮という男が気になった。
頭でっかちで挑発的な感じで、彼の場面が一番緊張感があり見応えがありました!!
演じられた玉置玲央さんも凄かったアップ