私はいつも通り狩りをしていた。
周りの人は強い装備を身につけおしゃれもしていた。
羨望の眼差しで私は通り過ぎる人を見る日々だった。
そんな日に、Guildのマスターは私にバイトをしないかとお誘いを受けた。
私はスピナの稼ぎ方を知らなかったのですぐ引き受けた。
内容は単純で指定された物を必要数集めてくるというバイトだ。
報酬は200万スピナとつい高額な値に目が眩み急いで集めにいった。
すぐに集め終わって渡すと200万と交換してもらった。
はじめてのバイト代でワクワクした。
それと同時にこのアイテムを何に使うのか私はとても気になった。
「マスター、そのアイテム何に使うんですか?」
「このアイテムはね生産に使うんだよ。」
生産……私は聞きなれない言葉に困惑した。
その後マスターから生産について教えてもらい、これはお金が稼げると思った。
マスターも私が生産をやるものだと感じたのだろう。
頑張ってねと優しく声をかけてくれた。
マスターにお礼をしつつ人が集まるロココの街という場所へ私は走った。
そこで私はこう叫んだ。
「生産素材集めるバイトします。手紙に個数と値段書いて送ってください。」
すると、途端に手紙が何件もきた。
私はそれから生産素材収集バイトでお金を稼ぐようになり、職人さんとの連絡も行うようになった。
1回5000万のバイトも引き受けた。
大変だがとてもやりがいがあるこのバイトで私は生計を立て装備を強くしていった。
バイトを始めて4ヶ月くらい経った頃、マスターに私のことが知れ渡ったらしい。
マスターからこう言われた。
「一部の職人の間で有名になってるよ
スキマ産業してる子がいるって笑」
「スキマ産業?(・д・。)」
私はスキマ産業している人だと思われてたらしい(´°ω°)チーン
確かに周りで折れた枝などを売ってる人はいたが、生産素材を集めます。という大胆なことを言う人はあまり見かけなかった。
私=スキマ産業の人と一部の人から思われながらも生産素材収集バイトを続行した。
しかし、半年経ち始めた頃私の弱点が露呈しまった。
私の弱点。それは飽き性なところだ。
半年過ぎた頃から、お金も何億とたまり始めお金稼ぎに飽き始めてしまった。
そして、バッサリ行わなくなった。
マスターからももうやらないの?と聞かれたが、飽きたのでやりませんと一喝したら、笑われた。
そして、またのんびり街を歩いていた。
バイトもやめて何もすることがない時、ふとロココの街の階段の上で戯れる人達を見つけた。
私はそこに近づき静かに立っていた。
そこには面白い人が何人もいて仲良くなりたいと思いながらも話しかけられない私がいた。
次の日も次の日も訪れては立って話を聞いてるだけだった。
私も話に混じりたい。そう決心した私は挨拶をした。
「こ、こんばんは」
「´ω`)ノばんちゃ」
「沙紀さんこんばんは〜」
「(*´・ω・)ノこんばんわぁ」
「バン━(*´д`)ノ゙━チャ♪」
「最近ずっといたよねwこんばんは」
誰も拒む人なんていなかった。
最初は戸惑う人もいた。しかしそれ以上にアクティブな人が多かった。
「2鯖ロココ民」
そんな言葉を使い始めたのはいつからだろうか。
これから私は新たな居場所で、恩師とかけがえのないフレンドと出会うことになるのであった。
(。-ω-。)----------キリトリ線----------(。-ω-。)
こんにちは(*´ω`*)ノ))
沙紀です。٩(๑•̀ω•́๑)وシャキン✧
はい、懐かしいですね。
沙紀のスキマ産業時代笑
生産素材を集めて集めたら指定の場所でスピナと交換。
ロココ酒場で交換することが多かったです笑
今は生産者が回収バイトでパテ組んで回収することが多くなったの素材収集バイトなんていなくなりましたよね(*´艸`)
私は少し切ない気持ちでいます(ノ∀`)タハー
また、新しい居場所。
2鯖ロココ民という言葉
いつから生まれたんでしょうね笑
今はもう全員が集まることはないでしょう。
でも、INしたらすぐ会いに行きます。というくらいには仲良かったと感じています。
これからはこの2鯖ロココ民、そして、新たなギルドへと続いていきます。
ちなみにこれは、2013年春~2014年のお話……
では、
*-ω-)ノ"ばいちゃ