宅配便 | 朱色の関係

朱色の関係

毒喰らわば皿まで。この不倫、どこまで行くのだろう?

通販の宅配便が届きました。

頼んだことは思い出しましたが、

一体何を注文したっけ?な私。

子ども達と「ポストさ~ん」に行く用事をつくるのもあって、

郵便で注文したので届くのに時間がかかり、

そのために忘れていた私。


で、「何頼んだっけ???」な私を見た殿は

何故かその中身を見ようとするのです。

今まで絶対に手を出さなかったのに。

どうして~??

どうしてそんなに開けてみようとするのさ?

どうしてそんなに見てみたい??


殿自身は「中身がわかんないのってしょっちゅう。

だって、注文して届くのが何ヶ月も先とか、

立て続けに注文するから、何が何だかわかんないし。

届けばいいんだって。」だそうで、アバウトです。


私にとって、この殿の行動は衝撃的でした。

今までにない行動。

いつもは届いても「あ、そう。」ぐらいで、

たまに「コンビニに寄るから支払うよ。」てな程度で

常に帰り際忘れられる扱いしかしてなかったのに。

一瞬「束縛」という言葉が浮かびました。

が、相手は殿だしね、お財布は殿です。はい。


で、開けてみたら、クッションカバー。

あ~、そういえば、そんなの頼んだ。

殿が枕代わりに使うクッションの。

部屋の模様替え代わりに、せめてクッションカバーを

違う柄の、肌さわりがいいのに変えよう、

殿、年だから、寝た後が頬とかに付いちゃうから、

柔らかくて、派手目の柄の、で見つけたやつだ。

”ちぃ”が「”ちぃ”も使う!」って気に入った柄の。


で、中身が変なのじゃなくて良かった~。

下着でも、どうせ殿が見てしまうのにね。

「何を頼んだか記憶にない」ってのがポイントだったのかしら?