とりあえずの回答を手に殿と雁首そろえて、

実家へ行きました。

「経済的な目処が立てば、それなりに安心するだろう」と

それをメインにした回答は不評で、

「どういう家庭を作りたいのか?」

「この”姓”を名乗る以上、責任は果たすつもりか?」

「どういう人生を歩むつもりか?」

が、知りたかったようですが、

でもそんなのはおまけみたいなものです。

結論は「婚姻届を出せ」です。

その1枚で全てが解決するんだから・・・

それがお前の誠意が分かる唯一の方法だ!というのが

両親の意見で、話し合いもくそもあったもんじゃありません。

早々に「出直します」で帰りました。


親の愛情も分かるけど、そんな愛情も、

どこか「家」がらみの、親の自己満足も見えて、

無意識のうちに反発していたのかも?

ただ、子どものことを何よりも大切に思う父親を

パートナーにしたかった。

それが私の父だったから。

子煩悩な分、仕事の出来ない父で、

母から愚痴もよく聞きました。

子煩悩で仕事も出来る・・・殿でした。

ただ、余分な?ものがたくさんついているけど、

でも理想には近い・・・


「さて、どうする?」で殿と帰りの車の中で話しましたが、

「相手の欲しい結論は決まっているんだし、

時間かけるしかないでしょ」が

私達の結論です。

殿と結婚して、即離婚。そして奥さんと再婚。

それでもいいけど、それじゃ、奥さんの立場は?

離婚があると、経済的にやっていけないのが現実。

美味しいとこ取りするんなら、

徹底的に愛人の立場でやっていくべきです。


帰ってきてからは何事もなかったかのように、

子ども達の前では振舞う殿でしたが、

でもいつもよりも口数が少なくて、

何も言わず子ども達を見ていました。

そして何も言わず、静かに帰っていきました。

殿は何を考えていたのでしょうか?

実は両親への対応でへこみまくっていたのかしら?