感覚の違い | 朱色の関係

朱色の関係

毒喰らわば皿まで。この不倫、どこまで行くのだろう?

殿が仕事が終わり次第ここへ帰ってくるのですが、

仕事が長引いたせいか、大幅に遅くなり、

子ども達と一緒に頑張っておにぎり作って

待っていたのですが、

結局それらは殿の「おやつ」になりました。

ま、甘い具だったのでよかったのかもしれませんし、

殿を驚かせることが出来たから、ちょっと嬉しい。


結局どこかへお出かけすることもなく、

一緒にスーパーヘ晩御飯に買いだしに。

いつもは子ども達を2人カートに乗せられないから、

今日は殿がいる分、子ども達それぞれを

それぞれの選んだカートに乗せ、

お店をぐるぐる。子ども達も満足だったようです。


で、帰り道。

軽い渋滞に巻き込まれ、ちょうど夕暮れの、

黄昏時を迎えました。

本当に綺麗に色づいた空で、

殿は「トワイライトだね、ちょうど綺麗な時だ」と。

私は内心「早く帰ってご飯の用意!遅くなっちゃう」でした。

殿みたいにロマンチックなことは

何一つ考えていませんでした。

そういう余裕がないと駄目なんだよな~、愛人って。

子ども中心の愛人をしています・・・


そして殿は「狙ってたな」ってなぐらいに

上手に仕事(奥さん?)に呼び出され、

帰って行きました。半分演技なようにも思われるぐらい。

いえいえ、素直に信じてあげましょう。

仕事であると。一応。

じゃないと「ぱっぱ~」と泣き叫ぶ子ども達への

「ぱっぱはお仕事」の説得力に欠けますから。

そこら辺の空気は読んでしまう子ども達。

そのうち殿の嘘も分かってしまうのでしょう。

そのときは全力で殿をかばわないでしょうね、私・・・