みなさん、おはようございますニコニコ

今日の宗像市は、小春日和で気持ち良いですよ。先日の雪の大分が信じられないほどです。

さて、まさにその大分県で遭遇した大変な大雪にまつわる昨日の話の続きをしましょうか。

例年稀に見る大雪で、ほとんどの交通機関がマヒした14日の朝、とっとと仕事切り上げて、久留米への帰路につけばいーものを、
同行したベテランさんは「いやいや、大丈夫。大袈裟に交通機関が反応してるだけだから!」と、私の進言を無視して、昼過ぎまで大分・別府市内で仕事。

仕事って言っても、こんな悪天候で、お客さんも私たちも、ロクに仕事なんか出来るわけないのですが…

あまりの渋滞の激しさから、中津市入りを断念、一般道もほぼ通行止めで全滅。
ベテランさんの無謀な挑戦も、却って危ないだけで、無駄に時間だけが過ぎていきます。

もう久留米への帰還は無理と思わざるを得ない八方塞がりになって、ようやく私に「どうしたらいいと思う?」と、訊いてきました。

私、「二つ方法があります。ひとつめ、とにかく宮崎まで南下して、安全なルートで帰る。かなり遠回りですが、安全なので、気持ち的にも、体力的にも、楽です。 もうひとつは、今日も大分県に泊まる。但し、現状では、明日もマヒしてる可能性が高いですが。」

しばらく考えたベテランさん。
「南下ねえ…」と、しぶしぶ進路を南へ。

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南下途中のガソリンスタンドや、ネットでの情報から、唯一開通してた国道があることがわかりました。

但し、大分県から阿蘇を経由して、熊本県に抜ける道。久留米から熊本は距離も離れていますが、致し方ない。
私たちは、そのルートを選ぶことにしました。

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一面真っ白な世界が延々と続きます。
ノーマルタイヤ通行可とはなっていても、
日陰や谷間の路面はツルツル。
ノロノロと約140kmの距離を走ります。

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大分県県境辺りまで来ました。
さすがにベテランさん、もう無謀な挑戦を口にしなくなったなー。そうそう、このまま「急がば回れで」帰ればいいんだよ…って、密かにホッとしてたら、
何やらナビを弄りはじめました。
ちょと嫌な予感がして、、、恐る恐る尋ねます。

私「どーしたんですか?」
ベテランさん「いやね、この道路が走れるんだから、他の道も本当は通れるんじゃないかな。このまま熊本に抜けるより、途中から湯布院に入れば久留米に近いから。」

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でた!
もう、勘弁ならん!
おっちゃんの根拠なき妄想が暴走するたびに、こっちまで迷惑しとんじゃいっ!

私「あ、あの!もうやめてください!17時過ぎて、日暮れを迎えたら、唯一のこの道路すら凍結して、通行止めになります。ほら!また雪も降ってきましたよ!ね?今はこの道路だけを信じましょう!」

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ベテランさん「うーん。熊本から久留米が遠いんだよなあ。」

おっちゃん、私はあんたの話を聞いてると気が遠くなるんだよ。

私、ちょと気になって聞いてみた。
「ちなみにお聞きしますが…もし湯布院に抜けるとして、山中で身動き取れなくなったら、どうしようと考えてらっしゃいます?」

ベテランさん「まあ、湯布院って温泉宿がたくさんあるからね!温泉浸かって泊まろう!」

……(°_°)……ば、ばかだ。
このおっちゃん、どんだけ脳内メルヘンだ。このおっちゃんと心中するわけにはいかない!

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熊本県に入ってもまだ深い雪。
路面だけは、除雪されているのか、かなり走りやすい。
しかし、私たちの後を追うように、今来た道路が部分的に、チェーン規制が入り出します。
そう、脳内メルヘンなおっちゃんの言う事を信じてたら、今のこの道すら通れなくなりかねません。

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なんとか4時間弱を費やして、熊本市内に抜けました。
熊本市内は全く雪もなく、小さな雨が降るだけ。

そして私たちが走った一般道は、完全通行止めになりました。
30分遅れていれば、もう野宿でしたね。


ベテランさん、それを知って、ぽつり。
「クルマの中って言っても、やっぱり夜は寒くて寝られんやろーね。」


いや、寝られるかどうかじゃなくて、
凍死するでしょっ!


もう、このおっちゃんとは同行しません(笑)