前回の記事を書いたあと、
しのぶさん(「言葉にならない気持ち」のサポートメンバーとして一緒に活動している方)と話をしていて、
印象に残った話がありました。
しのぶさんは、30代半ばごろ結婚を意識するようになり、
結婚相談所に登録したそうです。
実際に何人かの方とやり取りが始まりました。
でも、その時に、
「このこと、誰かに話したいな。」と思ったそうです。
ただ、友人には話したくなかった。
知り合いだと、その後も関係が続きます。
うまくいっても、うまくいかなくても、
なんとなく話しづらい。
だから、しのぶさんが選んだ相手は…。
占い師だったそうです。
私はその話を聞いた時、
「えっ、占いを信じていたからじゃないんだ。」
と思いました。
理由を聞くと、「私の人生に関係ない人だったから。」
という答えでした。
その一言が、ずっと頭に残っています。
その後、もう一つ印象に残る話がありました。
しのぶさんは、セルフチェックができるページを作っているのですが、
私は「えっ、メールアドレスは登録しなくていいんですか?」
と聞いてみました。
すると返ってきたのは、
「本当に悩んでいる人ほど、登録すること自体が負担になる人もいると思うんです。」
という言葉でした。
だから、そのチェックフォームでは、
メールアドレスを登録しなくても結果が見られるようにしているそうです。
私は、その話を聞いて少し驚きました。
「せっかく見てもらうなら、
メールアドレスを登録してもらった方がいいんじゃないかな」と
思っていました。
でもしのぶさんにとって大切だったのは、
「登録してもらうこと」よりも、
「まず安心して見てもらうこと」だったのです。
誰にも話したことがない悩みほど、
「誰に相談するか」って、とても大事なのかもしれません。
知識がある人かどうか。経験が豊富かどうか。
もちろん、それも大切です。
でも、その前に、
「この人になら話せる。」そう思えるかどうか。
考えてみると、私自身にも似た経験がありました。
以前、私は他のセラピストの方と話したこともありました。
でも、「人との壁を感じる」
という悩みについては、
しのぶさんに初めて話しました。
当時は、なぜ話せると感じたのか自分でもよく分かりませんでした。
それは、資格や肩書きでは説明できない気がしています。
安心感だったのか。
話を聴く姿勢だったのか。
それとも、別の何かだったのか。
今振り返ると、一つ思い当たることがあります。
しのぶさんは、
私のことを「こういう人なんだ」と決めつけずに接してくれていました。
だから私は、「こんなことを話したら、どう思われるだろう。」
と身構えずに、ずっと話せなかった悩みを初めて口にすることができたのだと思います。
「先生」と「相談する人」という上下の感じではなく、
同じ目線で話を聴いてくれているような感覚がありました。
きっと私は、無意識のうちに
「ジャッジしないと感じられる人かどうか」を感じ取っていたのかもしれません。
「どんな内容を話すか」よりも前に、「誰になら話せるか」 で選んでいることがあるのだと思います。
もしあなたが今、
「誰にも話せない」 そんな気持ちを抱えているなら、
まずは「何を話すか」ではなく、
「誰になら話せそうか。」
そんな視点で考えてみるのも、
一つの方法なのかもしれません。
また、あの時しのぶさんが話してくれた
「本当に悩んでいる人ほど、 登録すること自体が負担になる人もいると思う。」
を聞いて感じたことがあります。
それは、
「相談したら、反対されるかもしれない。」
「止められてしまうかもしれない。」
という気持ちをもっていたからです。
だから、何かを決める時も、誰かに相談するより、自分の中だけで考えて決めることが多かったのです。
でも、一人で考えていると、
「これでよかったのかな。」と
迷ってしまうこともありました。
だからこそ、いきなり誰かに相談するのではなく、
まずは自分の気持ちを整理できる場所があったら、
もう少し進みやすかったのかもしれません。
このセルフチェックは、「申し込むため」のものではありません。
相談する前に、自分の気持ちを少し見つめるための入り口として作られています。
もし今、
「少しだけ、自分の気持ちに気づいてみたい。」
そんな気持ちになったら、一度のぞいてみてください。
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