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絶叫マシンに日本の高齢化の現実を見た!? (@_@。

 3連休の中日、快晴に誘われてほぼ5年振りに行ってきました、富士急ハイランド。鉄骨番長、グレート・ザプーン、フジヤマ、ドドンパ、ナガシマスカ、ええじゃないか、高飛車と絶叫マシンに次々挑戦、我ながらようやるわ・・・ ^_^; 
 実は、富士急ハイランドの絶叫マシンには年齢制限があるんです。5年前に行ったとき、高さ59メートルの空中ブランコの「鉄骨番長」、最大落差70メートルの「フジヤマ」クラスは55歳、1.8秒で時速172キロメートルに達する「ドドンパ」、ループして宙返りして...ひねりが入る「ええじゃないか」クラスは60歳が上限でした。60歳のマシンはクリアだけど、55歳は年齢制限を超えていた。これで死んだら「バカ」と言われるだろうな、と思いながら乗ったんです。(^^)
 今回は当然、すべてのマシンで年齢オーバー・・・ と思って現地に行ったら、なんと、55歳だったものは60歳に、60歳だったものは64歳に制限が引き上げられている・・・ ドドンパ、ええじゃないか、高飛車は年齢オーバーの自己責任のチャレンジなれど、他は今回もまた、辛うじてセーフ。(^^)v
 絶叫マシンに高齢化の現実を見た!? は言い過ぎですが、こんなところにも高齢化する日本の姿が反映されているんですね。次に行くときは、それぞれ、65歳、69歳に上がっているかもしれない。まあ、私はもう、限界ですが。ちなみに、写真の右下に写っている、逆立ちで落ちていくのが最後に乗った「高飛車」です。
 園内はハロウィン真っ盛り。ペア・ルックのコスチュームで着飾ったカップルが沢山いました。みんな結構おしゃれで本格的。魔女の宅急便に扮した高校生くらいのペアはトンボもキキも本物そっくり、キキはしっかり竹箒まで持っていた。これを見ているだけでも飽きません。お客さんの衣装に関する限り、ディズニーランドよりずっとオシャレ度が高そうです。え、お前は誰と行ったのかって? うーん、言わぬが花ですね。 ( ^^) _旦~~
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やっぱり不思議、日本政府の財政状態は本当に健全か (・・?

 昨日、このまま行けば日本の行方がちょっぴり心配になる、とブログに書きました。名古屋からの帰りの新幹線の徒然に、本当かな~~、と感じた話を一つ。
 このあいだ、某所で、政府のアドバイザー的立場で米国の一流大学の名誉教授でいらっしゃる偉い先生にご質問する機会を得ることができました。(^_^)v  私ごときの質問に、時間を掛けて丁寧に答えて下さった先生に感謝です。<(_ _)>
 で、私の質問です。「先生のお話の中に、開放経済の中では財政政策より金融政策が効く。デフレギャップがある限り、金融政策は効果を発揮する。その過程で名目金利が上昇するが実質金利が下がるので問題ない。経済が成長してGDPが潜在生産力を上回るとインフレ圧力が出る。先生ご自身はリフレ派ではないので、インフレが良いとは考えていらっしゃらない。インフレになれば、日本銀行がインフレを抑えればよい、という趣旨のお話がありました。政府の財政状態が健全なら、それで良いことは分かります。しかし、今や、日本政府はGDPの2倍、ネットの個人金融資産の総額に相当する1000兆円の借金を抱えています。名目金利が1%上昇するだけで利払費が10兆円(消費税にして実に4~5%分)増える。インフレを抑えるために日本銀行が金融を引き締めれば名目金利が上がって政府の財政は利払の圧力で行き詰る。金利を低く抑えるために金融緩和を続ければ、インフレが収まらない。それを考えると、今の金融緩和のあり方に相当、不安を覚えるんですが・・・ 如何でしょう」  (・・?
 そして先生のお答えです。「ご質問の前半ですが、私の話を120% 正確にまとめて下さってありがとう」と先ずは仰って頂いた。頑張って質問したから多少のことには目を瞑って先ずはお褒めの言葉を頂戴したのだろうと感激しています。 \(^o^)/
 次に続いたお言葉は「政府の財政状態が良くないとしばしば言われるが、政府は資産も沢山持っている。借金は多いが資産も十分持っているので、日本政府の財政状態は決して悪くない、むしろ健全だ」という趣旨のものでした。確か、高橋洋一先生なんかも、そんなことを仰っている。うーん、本当かな。民間企業のバランスシートを見続けてきた私には、どうも、政府のバランスシートの意味が良く分からない・・・ それならば、ともう一つ質問をしたかったんですが、質問のチャンスはそこで打ち切りになりました。 (T_T)/~~~  
そして、私の頭の中には、解決しないもやもやが、今も残っているんです・・・ 本当に、日本政府の財政は健全なんだろうか・・・ (+o+)

東洋の奇跡の終焉から40年目の同期会 (^^♪

 名古屋東急ホテルで久方ぶりに認める雑文です。今日から明日にかけて、住友銀行1973年入行組の40年目の同期会。就職してから随分時間が経ちました。
 大学3年生の1月初めに内定をもらったとき「君たちはいいよな、就職するとき、銀行は週休2日になっている」って言われたっけ。ところがどっこい、直後に起きたオイルショックですべてがご破算、週休2日になるまでその後、何年もの歳月が流れたもんです。そう、1973年は、大阪の千里ニュータウンでのトイレットペーパー買占めに端を発した狂乱の年。そして、東洋の奇跡と呼ばれた日本の高度成長が終わりを告げた年でもありました。
 実は私、先週の土曜日も名古屋に来ていたんです。某所で講演を頼まれて、お医者様ほか何百人かを相手にアベノミクスと日本経済の行方について語らせて頂いた・・・ 暖かく聞いて頂けたことに感謝する一方で、冷汗3斗の私です。^_^; 
 それが当たるかどうかは別にして、長い間、国際金融の実務を通じて様々な政府の財政破たんを目の当たりにし、そしてこの10年、実業の世界で日本の産業政策の実体を垣間見た私には、なにか不安が募ります。
 政権が自民党に戻り、安倍政権の誕生が見え始めた昨年の11月ころ、「大胆な金融緩和を主張する安倍総裁が総理になれば、金融緩和に消極的だと指弾されている白川日銀総裁は任期満了でお払い箱になり、金融緩和に積極的な新たな総裁が誕生する。金融緩和が進んで円安になり、輸出企業が儲かるという思惑で株が上がる。安倍政権の誕生は間違いなく日本経済にカンフル剤としての効果を齎す。問題はその後だ」と言っていました。少なくとも今までのところ、日本経済はぞの通り動いてきているように思います。
 不思議なことに、円安も株高もリートの高騰も、去年の11月から異次元の金融緩和が発表される直前までの動きです。実際に異次元の緩和が始まったあとは、すべて、値動きが荒っぽくなっただけで一進一退。なぜでしょう。(・・?
 いろんな見方ができますが、今は宴会後の酔っ払い ^_^;
 支離滅裂になる前に、久方ぶりの近況報告はこのあたりでやめておこう・・・ (^_-)-☆

英国でレンタカーを借りる時はご注意を ^_^;

 
 
  
  
  
 ロンドンはウェストミンスターにあるホテルで朝食を済ませて、London Euston10:30発の列車に乗るところまで、実に快調な滑り出しでした。家内と娘にも、どんなもんだい、という気分。 Preston駅で湖水地方の入口、Windermere行きに乗り換え、順調に目的地の駅に着いたのですが・・・ 迎えに来ているはずのレンタカー会社の姿が見えません。予約してくれたロンドンのホテルのコンシェルジュに電話して、どうなっているのか確認する、と言って貰ったのに、20分経っても30分経っても連絡がない。この間、痺れを切らしてホテルのフロント経由コンシェルジュのデスクに2度電話を入れたけれど、どうした訳かコンシェルジュが不在で繋がらない。エンタープライズという会社が駅に迎えに来る、と聞いただけで電話番号も何も聞いていなかったので、コンシェルジュが動いてくれなければどうにもならないんです。 それはないよな~、と思いながら、必死の思いで駅員に事情を話したら、エンタープライズという社名は聞いたことがあるが詳しいことは分からない。ツーリスト・インフォメーション・センターで聞いたら何か分かるかもしれない、と言われてインフォメーション・センターに行きました。
 今になって思うんですが、湖水地方の人たちはみんな親切です。インフォメーション・センターのおばちゃんがエンタープライズに電話してくれ、こちらに向かっている最中で、あと5分で着くと言っていると教えてくれた。多分、コンシェルジュが電話した結果なんでしょうが、それなら私にコンシェルジュから直接連絡があってしかるべき。日本経由のローミングだから、電話代を節約したのかな (ーー;)
 さて、やって来たレンタカー屋さんに連れられて、車で30分ほど離れた営業所に行きました。大きいフォードと、小ぶりなワーゲンのどちらが良い?と聞かれてワーゲンを選び、保険のカバーを決め、ポータブルのカーナビを取り付け、車の傷をチェックして、クレジットカードで料金を払い、運転席に座ったとこころで、えっ、ひょっとして、この車マニュアル?と気づいて大慌て。なにせ、30年間もマニュアルの車を運転したことがないんです。
 それからが大変でした。この営業所に山と残っている車はすべてマニュアル。正確に言えば、8人乗りのミニバスがオートマチックだけれど、これは既に予約が入っているんだそう。1時間ほど離れた別の営業所に1台だけオートマがあるけれど、夕方5時半まで還って来ない。タクシーで80ポンドほどかけてその営業所に行き、5時半まで待つことが、唯一、オートマを借りる手段だというんです。
 見知らぬ土地でマニュアル車を運転することなんかできません。結局レンタカーは諦めた (T_T)  レンタカー屋の兄ちゃんが、八方手を尽くしてどうにもならず、コミュニケーション不足で申し訳ない、といって予約をキャンセルしてくれました。被害は、一旦決済したクレジットカードの金が再入金されるまでの利息だけ。多分、実質ゼロ的な負担はゼロでしょう。
 問題は、レンタカーなしでどうやって広い湖水地方で時間を過ごすか。件の兄ちゃんが呼んでくれたタクシーででホテルに向かい、着いた瞬間、「車を借り損ねた、どうやって観光すれば分からない」とホテルのマダムに泣きつきました。困ったときは、泣くか怒るかするのが最善、と「通った後はぺんぺん草も生えない」とかつて言われた銀行の先輩が教えてくれたことを実践したんです。ホテルがあちこち照会してくれて、湖水地方を広く回る強行軍のツアーの予約ができました。この季節、ツアーも、意外に空きがないんです。
 実は、ここまでのタクシーも大騒ぎ。ホテルに向かうタクシーの運ちゃんが、営業地域が違うから良くわからないと言って道に迷い、ついには、通行止めの標識を乗り越えて徒歩でホテルに辿り着くことができたんです。タクシーの運ちゃんが、二度とこんなところには来ない、と言いました。気持ちは分からないではないですが、それは私の台詞でしょう。
 変なホテルに泊まった訳ではありません。自慢じゃないですが、と言ってちょっと自慢なんですが、ピーターラビットの生みの親のベアトリス・ポターが利用した由緒正しいホテルなんです。多少不便なところにはありますが、このホテルこそ、今回の旅行のメインエベントのひとつ!
 ま、それはともかく、みなさん、英国でレンタカーを予約するときは、オートマチックが必要ならはっきりそう言っておくことをお勧めします。
 かくして、今日は一日、移動に費やしただけ・・・ 
 観光に類することがあったとすれば、ユーストン駅の列車のホームが出発20分前まで明らかにならなかったこと。これ、5年前にパリのサンラザール駅で経験したことと同じです。ヨーロッパのシステムなのかな (・・? 
 それと、乗換駅のプレストンが、そのサンラザール駅とよく似た天井の形をしていたこと。モネが絵に描いた往時の姿を留めているんです。こんなことでも、楽しまなくてはやっていられない一日でした。というわけで、由緒あるホテルのダイニングルームでワインを目いっぱい飲んで憂さを晴らす仕儀と相成りました。やれやれ・・・ ^_^;

 

 あ、最後にひとつ、自らを慰めつつご忠告。湖水地方の道はやたらに狭くで急峻です。あまりに不便な土地柄で陸路の輸送が難しかったため、水路が主に利用され、道路が発達しなかった結果だそうです。その狭い道を光速度で突っ走る。今では、車が借りられなくて良かったな、と本心思っているんです。もし運転していたら、今日あ日記度これではなかったはず・・・

ロンドン3日目、右から2番目の星をみつけた!

 
 
 
 
朝食を済ませてバッキンガムに衛兵交代を見に行きました。11時半の予定の1時間半も前に着いたのですが、どこが良いのが右往左往しているうちに人が増え、警官に正門脇の塀に張りつくのがベストと教えてもらったときには時すでに遅し。正門正面のモニュメントの下側階段の最上階に陣取りました。これ、正解でした。

 正門に張り付いたり、モニュメントの銅像や壁に上ったり、一見ベストのポジションに陣取った人たちは、開始直前に下されました。もっと早く言ってあげればいいのに、警官もいちいち言うのが面倒なので、満を持して片付けるんですね。お気の毒。

 衛兵交代のあと、途中のグリーンパークでアイスクリームを食べたりしながらハイドパークの角へ。ケンジントン宮殿に入ってケンジントンパークのピーターパンの像までテクテク歩く。地下鉄でボンドストリートに出てデパートを覗き、オールドボンドストリートを下って、娘のビッグイベント、フォートナムアンドメースン4階(日本流の5階)でアフタヌーンティー。過去何度も訪れたフォートナムアンドメースンですが、1階の売り場以外は初めてです。クリスマスショップがあったり、結構面白くて飽きません。

 その後、ホテルに帰ってカナッペとワイン。日暮れとともにテムズ川の散策に。見つけました、ビッグベンとパーラメントの間に輝く右から2番目の星。写真に写っているんですが、アップすると見えないのが残念です。そう、ピーターパンのネバーランド。ライトアップされたロンドンもいいですね。明日は列車で湖水地方です。

火事の時は素早く動くこと。今起きたばかりの体験です。

 つい今しがたの早朝6時35分。パジャマの上に上着を羽織った姿で部屋に戻って来ました。何が起きたのか、未だによくわかりません。ロンドンはウェストミンスターにあるホテルで1時間ほど前に起きたばかりの出来事です。
 いきなりピーポー、ピーポー、This is fire alarm. Evacuate immediatly from the nearest emergency exit (って聞こえたけど、ちゃんと聞き取れたどうかは自信がない) という館内放送で眠りを叩き起こされ、上着と財布だけ持って非常階段に飛び込みました。たまたま、昨日の夜気になって、非常階段の位置は確かめてあったんです。
 6階(英国流では5階)から大慌てで3階まで降りたところで渋滞が起き、あとはゆっくり1階へ。4階の辺りで、下から必死の形相で駆け上がって来たホテルマンとすれ違いました。
 非常口から外に出ると、人々はすでに正面に戻って部屋に戻りつつある。なにか足が痛いと思ったら、家内のスニーカーを履いている。遮光カーテンを開ける、という咄嗟の判断が利かず、寝ぼけ眼の真っ暗闇で手近な靴を履いたから間違えたんですね。一瞬、裸足はダメだ、という気がして咄嗟に靴だけは履いたんです。
 1993年2月26日にワールド・トレード・センターの地下が爆破されて逃げ出して以来、2度目のビルからの脱出劇。あの日はたまたま、ツー・ワールド・トレード・センター(南側のタワー)44階にあったディーンウィッター証券の社員食堂で昼食をとっていたのですが、何が起きているのか分からないまま、真っ暗な非常階段を降りていく気分はなんとも言えないものでした。ワールド・トレード・センターの時は、実際、下からゆっくり煙が上がって来ていたんです。
  なぜ早く(速く)動くことが大切だと感じたかと言えば、非常階段の渋滞です。ワールト・トレード・センターの時も今回も渋滞が起きました。ワートレの時は、真っ暗な階段を降りて雪模様の外に出るまで2時間以上かかったのを覚えています。 あの時も今回も、もし渋滞の中で火に襲われていたら、パニックになった人々に押しつぶされたか火に巻かれたか・・・ 途中の階段から続々と人が非常階段に入ってきますから、渋滞前にどこまで降りることができるかが生死を分けることになりそうです。人騒がせな、と思いながら、怒る気持ちにはなりません。え、私が人格者だからじゃありません。身に覚えがあるからなんです ^_^;
 今年の春、玉原スキーパークで定宿にしているペンションに泊った時のこと。部屋の乾燥を防ぐためもあって、浴室の戸を開けたまま浴槽に熱湯を張っていたんです。そうしたら、いきなり火災報知器が鳴り出した。天井に満ちた湯気に報知器が反応したんです。湯気に反応する火災報知器もあるんですね。各部屋から着の身着のままの人たちが廊下に飛び出し、マスターが下から駆け上がって来る。大騒動になりました。
私は穴が掘ってでも入りたい気分・・・大失敗でした。今回、もし誰かの失敗だったとしても、私は決して怒りません (^_^;)
 7時半、頼んでおいたウェイク・アップ・コールがフロントからありました。2回目は要らないと言っておいたのに、と言ってフロントマンの笑いをとりました。昨夜モーニングコールを頼まれたとき、2回目が必要か、と聞くから、1回で良いと言っておいたんです。それにしても、何が起きたのかまだ説明がない・・・・ 今日のロンドンはバンクホリデー(休日)。まさか、消防訓練じゃないんでしょうね。 (ーー)

 ン、そういえば、間違いなくexit って言っていたけど、ガイドブックによれば出口はイギリスではway out.というんだそう。 確かに、地下鉄の出口なんかにはそう書いてある。exit っていう放送は、ここがアメリカ系のホテルだからかな (・・?

ロンドン、旅行の二日目 \(^o^)/ 

 今日は日曜日。晴れ男の面目躍如、ごく平凡なロンドン観光の一日でした。小学生の日記風に、そのコースをご紹介。御用とお急ぎでない方は、よってらっしゃい見てらっしゃい。 忙しい人は・・・ 読まないで! 損します、きっと。  (^_^)
 ロンドンは初めて、という娘に敬意を表して先ずは大英博物館へ。定番中の定番、オースチンのロンドンタクシーを駆って到着したのが10時半。入口のグレートコートから左手に回ると直ぐに目に飛び込むのがロゼッタストーン。これを皮切りにラムセス2世の胸像、パルテノン神殿の破風彫刻、ダイヤー・アンダーソンの猫、人面有翼牡牛像、イースター島の巨石像、ジンジャーと呼ばれる有名なミイラ、死者の書、シヴァ神、ポートランドの壺と見て回る。埋葬された砂漠でミイラになったジンジャーさん、数千年を経てこんなに有名になるとは思わなかったろうな・・・・ それにしても、ここの展示に限らず、ギリシャ彫刻というのはなんでこんなに頭の部分がないんだろ (・・? 
 ガイドブックそのままの1時間コースを順調に熟したところで Japan,prehistory to the present という看板が目についてそっちの展示室へ。伝統文化を大事にしながらいかにして日本が近代化を進めたか、というテーマで、ちょっと嬉しくなる展示の有り様でした。悪意むき出し、虚偽表示あり、のどこかの国とは大違い。流石に大人の国ですね (^_-)-☆
 ミュージアムショップを覗く時間を入れて大英博物館は1時間半。ちょっと風情のある通りを歩いてホーボーン駅に出、日本で言えばスイカ、イコカの類の「オイスターカード」を買って地下鉄に乗り、ロンドン塔へ。驚くほどの大混雑。それでも主だったところは見ましたが、特別展示の女王様の冠は諦めました。曲がりくねって延々と続く列は、ピーク時のディズニーランドの人気アトラクションに勝るとも劣らない (・。・;
 実は、昨日の時点では、今日までぐずついた天気が続くと言われていたんです。ところがどっこい、やっぱり晴れた。ロンドン塔の近くのテムズを渡るタワーブリッジが青空をバックに美しい。人生で何度か目にした光景だけど、以前はこんなに鮮やかじゃなかったはず。気のせいなのか、塗り替えたのか・・・
 再び地下鉄に乗ってホテル近くのウェストミンスター寺院へ。そこから歩いてホテルに戻り、アフタヌーンティーを喫してまた地下鉄。エンバンクメント駅で下車、チャリング・クロス駅を通ってトラファルガー広場、そしてナショナル・ギャラリーへ。素晴らしい絵が沢山あるけど、さすがに展示の厚さはパリには敵わない・・・かも。それでも、どこかで見た記憶のある絵がそこかしこにあって楽しめます。今は亡き私の両親が遥か昔、複製を飾っていたコンスタブルのThe Hey Wanの前でちょっと昔を懐かしむこともできました。10数年前、初めてここに足を踏み入れてこの絵に出会ったときは、本当に感激したもんです。 ナショナルギャラリーを後にして、ピカデリーサーカスに回り、リージェントストリートのブランド街をを冷かしてロンドン三越の前を抜け、ハー・マジェスティ劇場、パブ・シャーロック・ホームズの前を通って再びエンバンクメント駅。道沿いのスーパーマーケットに立ち寄りました。私、海外に出るとスーパーマーケットに立ち寄る性癖があるんでです。日本のそれと比べてみると面白い。
 ハー・マジェスティー劇場と言っても、知る人は少ないかも。ファントム・オブ・ザ・オペラ(オペラ座の怪人)を始めた劇場で、今でもまだやっています。実は、明日の夜のチケットを取ろうとしたのだけれど、満員でダメでした。24年前の1989年6月、私、この劇場のメゾニンのロイヤルボックス風に張り出した最高の席の最前列、つまり、この劇場の最も良い席で、始まって間もないこのミュージカルを見たんです! 私の人生のささやかな自慢です。初めてロンドンに出張で来たとき、たまたま地下鉄のゼネストと重なって、アンドリュー・ロイド・ウェバーがキャンセルした席を手に入れた。嘘みたいな本当の話です。
 パブ・シャーロックホームズは、24年前に行った場所。そして20年前に家内と一緒にロースト・ビーフとヨークシャープディングを食べた場所。今もなお健在で、思わず記念写真を撮りました。
 残るものがあれば消えるものもある。三越の前に「34年間、ありがとうございました」の張り紙が (T_T)/~~~   ピカデリーサーカスの大きな電光掲示板にサムスンの広告が出ていたこととは絶対に関係がない、と信じています。(^_^;)
 ホテルに戻って身支度をして、夕食はチェルシーのパブ・レストラン。メニューはローストビーフとヨークシャー・プディング、フィッシュ・アンド・チップス、そしてペール・エール(イギリスの代表的ビール)。 体力的に若いころのような訳にはいかないけれど、それでもまあまあ、変化のある一日でした。\(^o^)/
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ピーターパンを待ってはいられない・・・ (^_-)-☆


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 ロンドンに到着! ヒースローはもの凄い人でした。それこそ、あらゆる国の人たちがみんなロンドンに集まったよう。結構元気なんだ、この街は。英国病は今は昔かもしれないな。
 ホテルに着いて真っ先に行ったのはロンドンアイ。これ、成功した側です。失敗したのはユーロトンネル。え、それなんだって? 実は、その昔、ユーロトンネルに貸すか、ロンドンアイに貸すか、日本の銀行の見解が割れたんです。ユーロトンネルに貸した方は焦げ付きが出て大損で、ロンドンアイに貸した方は大儲け・・・とまではいかないか。所詮、利率の決まった貸金だから。
 それはともかく、ロンドンアイからの眺めは最高です。10数年前に行った時も今回も、共に雨だったのはご愛嬌。晴れ男の小生も、ロンドンアイだけはコントロールできません。
 あ、そうそう、ピーターパン。 ビッグベンの時計の針に立ったのは夜中過ぎ。時計がくるっと回って零時15分になったように思うけど。どっちにしてもまだ早い。飛行機の中で寝なかったから、今日はもう限界です。ピーターパンを待ってはいられない。それじゃ、おやすみなさい。(-_-)zzz 
 ロンドンは雨。明日は博物館と美術館を回ってみようっと (^_^)v

月まで0.9往復。往復する日は来るのかな (・・?

 遅めの夏休みをとってロンドンに向かう日航機の中。\(^o^)/  今は北京の上空くらいかな。「電波を発する電子機器は禁止です」の機中でWifiが使えるなんて思ってもみなかった。回線速度はちょっと遅いけど、中々快適なインターネットライフです (^_^)v   ANAは随分前から「生涯マイル」というのを教えてくれたけど、JALの記録は分からなかった。ところが今日、JALのホームページで見つけたんです、私の「生涯マイル」。地球約17週、月まで0.9往復、50日弱を日航機の上で過ごしたらしい。記録が途中からなので、たぶん、もうちょっと・・・・ 今朝、空港ラウンジで待っているとき、「JL006便でニューヨークに・・・」というアナウンスが聞こえて、なんか、すごく感傷的な気分になりました。思えば、1978年6月に、開港直後の成田から006便でニューヨークに旅立ったのが私の人生のジェット機初体験。給油に降りたアンカレッジで見たマッキンレー山、再び飛び立った機体の眼下遥かに広がるホワイトホースの緑と水。ニューヨークに着陸できずボストンに向かい、わけのわからないまま空港に放り出された時の不安。  なんだかんだでいろんな飛行機に乗った日々も今は昔。今向かっている欧州は、5年前のパリ以来です。あと何回、空の上で過ごすことがあるのかな。せいぜい頑張っても、月までの往復を達成できるかどうかは微妙です。  てなわけで、思い切り楽しもう。今回は、ピーターラビットを求めて湖水地方に行くんです。ロンドンが初めての娘はピーターバンの世界が狙い目らしいけど (^^♪

うーん、この2ミリに何の意味があるんだろう (@_@;)

 今日、国際免許を申請しに神奈川県警の二俣川の運転免許試験場
に行きました。皆さん親切で、何も文句はないのだけれど、何か釈
然としない経験をしたんです。

 4センチ×5センチの写真が要る、というので、パスポート用に
撮った写真を持って行きました。長い列に並んでいよいよ受付。さ
てそこで、写真の縦の長さが足りないと言われたんです。切り方が
不味かったかな、と思って、周囲を切り落としてない写真を代わり
に出したら、今度は、「これはパスポート用の写真ですね、すみま
せん、長さが足りないんです、下で撮り直して下さい。」 オイオ
イ、僅かに余白が残るにしても、大きさは合っているでしょう? 
 かくして、金600円也を払って撮り直すはめになりました。 
家に帰って測り直したら、確かに2ミリほど短かい。

 出来上がった国外運転免許証に貼られた件の写真、多少歪んで貼
られ...ているために、添付位置を示す四角い枠が空いている。所詮その程
度のものならば、2ミリの差になんの意味があるんだろう (・・
?

 どちらも国際条約で大きさが決められている、とでもいうなら仕
方がないけれど、もし単なる国内のお役所の決め事なら、統一して
然るべしでしょう。もし統一しないなら、相互に融通しあうことく
らいはして当然じゃないかしら。こういうバラバラで煩瑣な規則や
規制が日本を空洞化させて行く、とまで言ったら・・・言い過ぎで
すね。失礼しました。 ( ^^) _旦~~

 運転免許試験場で600円也の写真を撮影していたおじさんは、
一体どんな立場の人だろう。ひょっとして、この人たちの仕事を作
るために、わざとあんな煩いことを言っているのではないかしら、
 と勘繰りたくなりました。やっぱり私は捻くれ者・・・ (^_
^;)

 捻くれついでの感想だけど、近い反面ウィークデーしかやってく
れない所轄の警察署で申請すると、出来上がるまで2週間かかるそ
う。取りに行く手間を省きたければ、交通安全協会に手数料を払っ
て頼むことができるとのご託宣。

 ウィークデーの昼間に警察を訪れるのは、しがないサラリーマン
には大仕事です。2回も行くんじゃたまらない。国際免許の発行手
順を眺めてみたけど、そんなに手間がかかるものではなさそうです
。地元の警察署が敢えて即日発効しないのは、交通安全協会の仕事
をつくるためじゃないかしら。まさかとは思うけど。 ( 一一)   

 うーん、なんとかしなきゃ、斜めに構えてモノを見る私のこの性
格。でも○○は死ななきゃなおらない。もう長くはない人生、ぶつ
ぶつ言いながら送るしかないのかな (*_*)