プライベートラベルにもう一つ、「ワインメーカー向け」というオプションがある。全米に流通しているワインのメーカーであれば、自社のオリジナルブランド日本酒を、誰ともバッティングせず、各州に卸すことができる。


米グロサリーストアチェーン、トレーダージョーズ向けに格安ワイン「Charles Shaw」シリーズを製造しているBronco Wineは、自社ブランドの日本酒「こくみ (Kokumi Sake)」を10年前から販売している。


長野県の蔵元に作らせた純米酒をを自分たちで輸入し、カリフォルニア州内は自社のディストリビューションで、他の州は取引先の大手ディストリビューターを使い、全米に流通している。ブランド名「こくみ」の商標は、いつか日本酒市場に参入しようとBronco社が20年近く前から取得していたネームリストの1つだ。


日本酒の購買層が日本人に限られていた時期は、日系ディストリビュータを通して日系スーパーに卸すことが最優先だったhスーパーや酒販店で日本酒が売れるようになると、ワインの流通経路(ワインメーカー→ 米系卸し→酒販店)が、日本酒にもぴったりくるようになる。


今後は、大手ワインメーやディストリビューターが、自社ブランドの日本酒を競って、全米展開することになるだろう。


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