ギャラガ大百科『Galaga(ATARI7800)』編 | 月面基地開拓史

ギャラガ大百科『Galaga(ATARI7800)』編

 

ATARI7800用の『Galaga』は1987年に北米にて発売された。

本体のATARI7800は日本向けの販売がなかったため、非常にマイナーなゲーム機だ。

2代前の機種『ATARI VCS』こと『ATARI2600』は北米で大ヒットしたのだが、後にいわゆる『アタリショック』でゲーム機市場自体が衰退してしまい、その後NES(北米版ファミコン)のヒット(1985年)で復興した市場に向けてATARIが発売したのがこの機種というわけだ。

タイトルロゴは、書体こそ似ているもののアーケード版とはまた違ったテイストの装飾がされている。

この画面でスティックの上下でプレイヤー人数(1人or2人交互プレイ)、左右で難易度(NOVICE/ADVANCED/EXPERT)が選べる。

 

本体、ソフトともにファミコンより後発のハズだが、アーケード版『ギャラガ』の再現度はファミコンの方に軍配があがる出来。

全体的に敵の動きがカクカクしており『ギャラガ』よりアーケード版『フェニックス』の敵編隊の動きっぽく感じる。

高次面では編隊構成時に画面上部の編隊待機場所に組み込まれなかった数匹が落ちてくるが、アーケード版とは違って、執拗に自機をつけ狙ってくる動きをする。この辺はアーケード版『ムーンクレスタ』風味か?

 

ちゃんとデュアルファイターにもなれるし、ザコがサソリ(オガワムシ)×3匹に変態するギミックもある。

  

チャレンジングステージはアーケード版と同じ周回でやってくるが、編隊を構成している敵機の種類が違いザコとゴエイも混ざっている。飛行パターンも似かよっているけど微妙に違ったり・・・。

  

7面では敵の折り返し地点がかなり左右寄りだ。11面ではトンボがいなくてザコとゴエイが代わりに出現。

 

15面ではサソリとゴエイ、サソリとザコの混成編隊が・・・と思ってたら、ここにトンボがいた!

 

10面の編隊構成時には敵は弾を撃たないので、アーケード版の難易度【RANK A】を踏襲しているのかと思いきや、18面では弾は撃たないものの余剰敵による体当たり攻撃はありという別仕様だった。今回の動作確認は【NOVICE】で行なったが、他の難易度でここが変わるかは未確認だ。いずれ、時間をかけての検証が必要だ。

 

ゲームオーバーの後には、リザルト画面も出るが、アーケード版は【撃った弾数】と【当たった弾数】と【命中率】を表示しているのに対し、本作は【命中率】のみの表示に簡略化されている。