2月21日は、わが太極拳の師、メストゥル呉宣(Wu Xuan)の誕生日。


 昨日23日リスボンのど真ん中、バイシャで誕生会がもよされた。


 はじめは弟子たちで企画しようとしていたのだが、メストゥルは自分で弟子を招待するから来る人数だけ確認してくれと・・・でも、20年ポルトガルで、太極拳、気功、功夫を教えているのだから弟子の数はかなりいるはず・・・


 で、

         さすらいの稽古人


 ざっと見て、80人以上。後から駆けつけた人数を入れると100人はいったのでは・・・


 挨拶で


「今日は私のおごりだから、誰も一銭も払う必要はない。どうせ集めても払わないやつもいるだろうから。」

 と、冗談交じりに・・・古株フレイタスが、中国式にみんなでお金を集めて赤封筒に入れて渡そうといったが、メストゥルはそれも拒否。


 今回の誕生日は武術家として特別な意味があるのだそうだ。

         さすらいの稽古人


 今年64歳。普通は還暦12×5=60で60歳が節目とされるが、易、八卦において8×8=64ですべてが一巡する。中国武術、気功も含め、易学は中心となる思想なのだそうだ。


 そして、来ポして20年。特別な年。感謝の気持ちを込めて、全員招待という形をとったのだそうだ。


 みんなが一通り食事を済ませると、メストゥルは立ち上がりグラスを持って各グループを回る。そして壮絶な乾杯(カンペイ)合戦が始まった。当然、本当の乾杯である。グラスは飲み干さなければならない。


 少なくとも8グループ以上が参加していたはずだ。さらに友人のグループ。


 さらに盛り上がった弟子たちはグループ関係なく、メストゥルの周りに集まり・・・・


 トータル、メストゥルは何杯のグラスを飲み干しただろう。しかし、多少赤くなって上機嫌だが、まったく酔っ払った様子はない。


 そして、ケーキが、運ばれた。


        
          さすらいの稽古人



 もしや、本当に64本のろうそく?ほとんど火事です・・・


 全部火をつけて、始まるハッピーバースデー ポルトガル語バージョンの大合唱。


 続いて、中国語バージョン・・・ケーキが解け始める・・・?


 
          さすらいの稽古人


 暗くて、よくわからないかもしれませんが、アノ火事を一吹きで!

 思わずメストゥル、ガッツポーズ。まだまだ元気です。



 最後に、内緒で弟子みんなでお金を集め、iマック・ノートブック・プロをプレゼント。


 メストゥルは、中国語のローマ字に当たるピンインがわからないので、漢字手書き入力が出来るやつ。




 ビュッフェ式の中華レストランを占領しつつ行われた大宴会は深夜0時まで続き、私は終電がなくなるのを覚悟でぎりぎりまで・・・  


 何とか終電には間にあったが。


 朝の5時おきで太極拳、そのままリスボンで昼を過ごし夕方授業。そして宴会に駆け込み、帰宅は2時・・・


 疲れたが、楽しい一日でした。