いつもスーパーで買い物すると、もっと細かいのはありませんか?と聞かれる。日本でもそうだろう。でもないと答えると、あからさまにいやな顔をされる。スーパーで買い物するために、わざわざ小銭を用意する人なんかいないだろう?事情は分かるが、露骨に態度変えられるのは頭にくる。


 今日、一人の女性がレジで私の前にいた。支払いの段になって彼女は20ユーロ札を出した。当然小銭を要求された。


 すると彼女は何やら袋を取り出し、おもむろにレジにの上にぶちまけた。1センティモと2センティモの硬貨が何十枚?日本なら受け取り拒否できるだろうが、こちらでは拒否はしない。お金はお金である。レジ係も要求した手前、文句も言えず黙々と数え始めた。


 当然後ろに並ぶ私たちには迷惑な話だが、いつものレジ係の仏頂面への逆襲にちょっとすっきりしたのでした。