昨日11月24日、ポルトガル国内の主要都市で全面ストライキが行われた。



ゼネストのポスター

さすらいの稽古人


共産系政党の横断幕
さすらいの稽古人



 船着場のあるカシーリャスのレストランやカフェは、船でリスボンから渡ってくる観光客相手に稼いでいる。船が止まってしまえば客は来ない。前々日の晩、いっぱい飲んでいたら店のオヤジが従業員にやけくそ気味に、


「あさっては休みだ!商売にならん。」


ストをする船会社の従業員も常連客である。冗談交じりに皮肉を言うのが精一杯。複雑だ。


 私が住んでるアルマダでは行われなかったが、この日リスボンで仕事があるためどうしようか悩んでいた。いくだけならストをしない私鉄のFertagus で川を渡り歩いて教室まで行けるが、授業が終わるのは夜8時。それから歩いて最寄り駅まで歩き、また私鉄を使おうか・・・しかし、夜は物騒だし、切符も高いし・・・

 

 そこへ教室の責任者のグラシオザが、


「ここに泊まれば?ベッドもあるしシャワーも使えるから。何なら前の日から来て泊まっていいわよ。夜は誰もいないし。」


 なんとありがたい・・・お言葉に甘えて前日夜から教室入り。次の日の朝、あきらめていた太極拳の稽古にも参加でき、願ったりかなったり。


 ただ、生徒は3分の一しか来ませんでしたが・・・グラシオザは冗談で、


「生徒たちもストなのよ。」



というわけで、2日間リスボンに泊まっていて今日の更新となりました。