ヨーロッパに来てちょくちょく、いろいろな武道のイベントやセミナーに誘われる。

その中で最近気になるのが、わけのわからない日本語。友達からいろいろ説明されてもわけがわからない日本語起源らしい言葉が、非常に多い。


とりあえず今日はこれだけ、


BUNKAI JUTSU


たぶん「分解術」?


 武道経験のないかたは、何を想像されるでしょう。 おそらく「物を分解する技術」と考えるのが普通じゃないでしょうか?

 私は、今、日本語も教えているので、過敏になってるのかもしれませんが、武道においての「分解術」ってなに?と考えてしまいました。


 まさか、倒した相手を解剖する? はたまた武器を使うならそれを分解する技術?そんなものは日本で聞いたことがない。


 先日、セミナーを聴講させてもらって、「空手の型の一部分を抜き出し、組み手として稽古する」事だとわかりました。


 空手の型の応用を、いくつかの流派は、「分解」と呼んでいる。それは日本語として別におかしくはない。型を分解して一部を稽古するのだから。


私たちも「割り稽古」という言葉を使っていますし。


 それだけを一つの技術として抜き出し、稽古している(普通は型の稽古の応用としてどこでもやってることですが)グループが存在するようで、その人たちが「型の応用」=「分解」、「型の応用の技術」だから「分解術」という具合に言葉を創作した、のではないか。


 どこかの流派でそういう言葉を通常使っていて、それをそのまま外国人が使っているのか、外国人が間違えて自分たちで作り出した「西洋製和語」なのか?


知っている方いたら教えてください。


言語をにかかわる人間として、ふに落ちないもんで・・・