今日、来週日本へ帰る留学生の女性の送別会をした。私の日本語の生徒たちと仲良くしていた彼女は最後にみんなで食事でもしたいと生徒の一人ブラジル人のZに声をかけた。

 ポルトガル人はそいう仕切りができないので、ブラジル人、しかも日本に数年住んでいたZならうまく仕切ってくれるだろう!と・・・

 2・3日前に連絡が回って、生徒の一人が私にメールをくれた。アルマダ・フォーラムでやることにした。と・・・


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 アルマダ・フォーラムってショッピングセンターじゃん。レストラン確かにいっぱい入ってるけど、まさかフードコートでやるってか?

 さすがにそりゃまずいだろうとだめだしした。生徒は「OK」と返事したので、またどこか探して連絡くれるだろうと待っていた。が、、、そのまま当日。

 

 日本語の授業が終わり、Zに


「どうなってんの?どこでやんの?」と聞く。


「アルマダ・フォーラムです。」


「・・・・・・・・・」 


気を取り直し、


「今日、日曜だし、大混雑してるぞ。無理だろ。」

 

「大丈夫、先生。問題ない。行こう。」


 そこまで言うなら、何かいい考えがあるんだろうとみんなで向かう。が・・・


 結局そんないい案があったわけでもなく・・・まとまって席があいているわけもなく・・・


 10人以上の大所帯で、フードコートをさまようことしばらく・・・ やっとフードコートのはずれに少しすいてるゾーンが!!何とかあいてるテーブルをかき集めて席を確保。


 そこから、各自、交代で食べ物を買いに、、、

 

 私はすっかりやる気をなくし、さらに大っ嫌いな人ごみでめまいはしてくるし・・・でも、送別会なんだしこんなとこで怒るのもなんだと、感情を抑え、みんなが戻るのを見計らってとりあえず食べ物を調達に。

 主賓の彼女の顔も、「しょうがないじゃない、ポルトガル人なんだから・・・」といっってるように見えた。


 普通に食事をし終わったところで、彼女がこのショッピングセンターで契約したインターネットの解約に行きたいというので、それをみんなで待つ。送別会らしいこともなく、終わるのかと思ったとき、メンバーの一人が寄せ書き用のカードと思い出の写真を引き伸ばしたものを取り出す。

 「そういうことには気が利くのに、レストランくらいちゃんと予約しろよ!!」と日本人メンバーに愚痴る。しかしまあ、彼らなりに考えていたんだなあと、ちょっと見直した。


 主賓が戻る前に寄せ書きを書こうと、カードをまわすが、みんなやたらいっぱい書いて、5人書いたところで書くスペースが、残りわずか。しかも彼女が戻ってきた。とっさに隠す。

 書き終わったメンバーが理由をつけて、彼女をほかの場所に連れて行き、急いで残りを書く。


 書き終わって、彼女が戻ったところで、場所を変えてカフェしようって・・・


「レストランで食事して、カフェしにここへ来りゃいいじゃないか!!」


 と突っ込みたかったが、黙って車に乗り込み移動。


 目的のカフェにつくと日曜日休み。「あああああああああああああ・・・・・・またか!!」って叫びたいのを堪え、ぞろぞろさまよい歩いて、何とかほかのカフェに場所確保。


 一通り注文したものがそろったところで、ジャ~ン!寄せ書きおよび、写真贈呈!!


 彼女がちょっとウルウル・・・ 


 年のせいか涙腺のゆるくなった私も、もらいウルウル・・・


 終わりよければ全てよし!か?