中途半端 | 酒と映画と競馬と営業の日々

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昔と違い得意先の通夜参列が減った。何年か振りにそういう機会があったがコロナで、受付に香典を届けるのみに。

よくあるのが、御霊前、御仏前戦争。

新入社員の時に、多くの先輩が四十九日までは仏になってないので御霊前でとか、無難なのは御霊前と教えてくれた。百貨店に香典袋を買いに行くと書いてくれるというので、頼むと、御霊前でいいか?と聞かれ、御霊前以外に何で悩まれるのですか?と聞いた。相手が浄土真宗と分かっているなら御仏前ですし、違うなら御霊前ですし。どちらか分からないと言うと、御香典が一番無難ですがと言われた。なるほど。確かに即成仏の浄土真宗に御霊前は変だわ。

先輩に御霊前が無難だと言われたのだ、と告げると、言葉を選びながら、可能性としては仏式でも2割くらいが浄土真宗でそれ以外は御霊前を使う。そういう意味で無難と言われたのかもしれないと。なるほど。

ついでなので他に何か駄目なことなどあるかと聞くと、浄土真宗の方にはご冥福をお祈りしますとは言いません。あの世でウロウロするのではなくもう仏になっておられるのに、人からあの世で悪いことなく幸せになるようにと言われても、ということだった。なるほど。テレビでもそういうことがあるので、ご冥福をお祈り…は使用せず、お悔やみ申し上げます、と言います。しばらくテレビを注意していると、確かにアナウンサーはお悔やみ申し上げます、としか言わない。そういうことなのか、とすごく感心したのを覚えている。

でもここ数年、ご冥福をやたらと聞くようになってきた。注意をしていた人たちも引退し、知らない間に間違った使い方をがされ、それが普通になっていくんだなあ。

悪いことではないけど。


アナウンサーとかは最期の砦であって欲しかった。