2022年に“災害時緊急避難場所を個人的に確保しようと思う”と題して記事にしたキャンピンクカーの段。今回も前回に引き続きキャンピングカーあるあるについて。
私、両親も含めてキャンピングカーの使用頻度は1ヶ月に2、3度で要はほぼ走らせていない。先日、久々旅に出ようとキーを挿し込みエンジンを掛けようとしたのだが、イグニッションがうんともすんとも言わず、要するにバッテリーが死んでいたのだ。
先月まで普通に掛かっていたのになぁ……とか思いながらもう一度やっても同様な立ち上がり拒否な姿勢で、その日の予定は大幅な変更を強いられた。
専門家に聞くと“キャンピングカーは使用頻度が低いのでバッテリーは平気(1年ほど)で突然死しますよ”とのこと(汗)
ソッコーでバッテリー交換を依頼したのだが、おそらく今後もキャンピングカーの使用頻度が劇的に変化することはなく、いざという時に動かないのは困るということで対策を講じた。
電気エキスパートの“バッテリー・キルスイッチ”。※右側の穴にバッテリーのマイナス端子を接続し、左側の突起部にマイナス電源ケーブルを接続する。
読んで字のごとくバルブを捻ることで両端(マイナス)の回路を切り離し、放電によるバッテリー上がりを防止するギア※画像は閉回路状態。
これ良いじゃないか!ということで早速購入した訳だが、色々と調べていくと、バッテリーを閉回路、要するにONするときにかなりの力でねじ込まないとダメだということ。※画像は開回路状態。
また、閉回路にしていてもバルブ(ネジ)の特性上、振動し続ける自動車では“緩み”が出てしまい、開放(OFF)状態になったり、そのときにスパークが発生し発錆する云々で不具合が出ることも少なくないとのこと。ちなみにバルブ、ネジは振動によって折れることを防ぐため自ら緩んでいくように仕立てられている。※画像は開回路状態。
購入したは良いが確かにこれは使えないなぁ……と思っていたところ別アプローチのギアを見つけた。
マリンテック“バッテリーターミナル”ナイフスイッチだ。
昔は電路の開閉を行う際、回路にはこの手のナイフスイッチは良く使われていた。※左側の穴にバッテリーのマイナス端子を接続し、右側の突起部にマイナス電源ケーブルを接続する。
このタイプだと自動車の振動で接点が緩むことは考え難いし、何より操作する上で開閉を完全に目視できる。※キルスイッチはバルブを回しても、どの位置で開放になるのか分かり難いです。
ということで、キャンピングカー乗りで興味のある方は自己責任で一度お試しあれ。