中学2年3学期の覚えたい言葉 | 早期晩年に想う

中学2年3学期の覚えたい言葉

將進酒


李白


君見ずや 黄河の水 天上より来たるを

奔流 海に到りて復た廻(かへ)らず

君見ずや 高堂(こうどう)の明鏡 白髪(はくはつ)を悲しむを

朝には青絲(せいし)の如きも暮には雪となる

人生意を得れて須(すべか)らく歓を尽くすべし

金樽をして、空しく月に對(たい)せしむる莫(なか)れ


君不見黄河之水天上來

奔流到海不復廻

君不見高堂明鏡悲白髪

朝如青絲暮成雪

人生得意須盡歡

莫使金樽空對月


 中学生に酒を飲めという詩を覚えろというのは、酷ではないかとお思いであろう。

しかし、大人になってこの歌を、諳んじて、意味を知った時、必ずや当人は酒飲みになっており、また、人としての幸せを感じるであろう。


 現に今の私がそうである。


ごらん、 黄河の水が天上より流れてくるのを

その流れは海まで行って帰ってくることはなく

ごらん 一戸建てに住むおやじの、鏡に映る白髪をみて、悲しんでいるのを

朝には黒糸のような髪が 夜には雪のように真っ白になっているだから(あるだけましか)

人生 自分の思うように楽しもうではないか

黄金の酒樽を ただ空しく月に照らさせてはいけない。


 ただ月に照らされる黄金の樽は持っていないが。