草刈大作戦 | 早期晩年に想う

草刈大作戦


 庭の草刈をした。

 お待ちかね、ここに庭の草刈大作戦の結果を報告する。

昨日夕方一七二丸時、宗像方面幕僚長より庭の草刈を開始するという、突然の任務が下った。 

我が領土の敵は、芝生と雑草の共同戦線を、日々我が領土内へ繁殖させ、モスキート軽戦闘機、カナブン、カメムシ、などの電灯ファイター(さすがにこの空域には、スズメバチ重攻撃機は見られないが)足元には、ムカデ重戦車が小隊規模で出現する。


 偵察をかね斥候として幕僚長みずから前線へ赴き、作戦を立案した。

 作戦名「博多区イ号作戦」 その結果、我が軍唯一の機甲師団を、最初から前線へ投入する命が私に下りた。 

 ユニクロ社製の対モスキート用長袖シャツと同じくユニクロ社製の対小枝および雑草防御服一式に着替え、本亭西方面より作戦行動域にひそかに侵入、対モスキート用大日本除虫菊株式会社製家庭用殺虫剤により敵スナイパーへの先制ガス攻撃を、作戦行動域の低木密集域へ行うも、風による影響を受け、限定的な成果しか得られず、我がほう戦陣は早くも撤退を余儀なくされた。 


 敵モスキート部隊の攻撃を受けつつ、我が軍唯一の機甲師団である、リョービ社製、軽電動草刈機を前線へ投入した。前回、早朝よりの作戦において、作戦域住民のイヤミ目線攻撃を受けた反省がこの作戦に活かされている。

 リョービ社製、軽電動草刈機は、グラインダーによる主カッターのメンテナンスを必要とし作戦時には約50デシベルの音量を発する欠点がある。

 しかし、今回は、日没までの2時間という限定された作戦時間内に最大の打撃を与える。という目的があった。

 軽電動草刈機と私は日ごろの訓練成果を十分に発揮できず。軽電動草刈機は、宗像方面幕僚長みずから運転し、任にあたられた。 

 私は、兵站業務への転向命令を受け、廃棄物の収集へ追われた。翌日早朝の廃棄物回収車へ送った。

 作戦の成果は著しく、我が領土へ一時の平和が訪れた。しかし敵を殲滅することは、この20年にわたる長き戦いにおいて一度もない。

 厄介なことに、ある一定期間は、お互いに癒しという効果を敵は、我が軍へ与えてくれるのであった。


 次回開戦まで、つかの間の平和がやっとおとづれた。もう秋の虫たちが元気になったのは、言うまでもない。

晴れ