…タイトル(大局観/光を観る)は
一般的なものではなく
私が卦から感じたイメージです
今日の卦は…
観(かん guān 觀)は六十四卦の第20番目の卦
通称「風地観」
キーワードは「示す・仰ぎ見る」
風が
大地に
吹き渡ります
風は
わずかな隙間にも吹き込みます
しかし
感じる(観る)のは
大気(大きな気)の流れです
碁や将棋は
部分的なせめぎ合いにとらわれずに
盤の全体(勝負の流れ)を見る力
「大局観」が大切です
山や木や建物にあたって曲がる
細かな気の流れを感じながらも
その日やその時刻に流れている
大気の流れを見るように心がけます
身を清めて
厳粛で敬虔な気持ちでことにあたる
または
それらを行う人を仰ぎ見る
そのことを
「観光(光を観る)」
と 言うのかもしれません
観、盥而不薦。有孚顒若。
- 初六、童観。小人无咎。君子吝。
- 六二、闚観。利女貞。
- 六三、観我生、進退。
- 六四、観国之光。利用賓于王。
- 九五、観我生。君子无咎。
- 上九、観其生。君子无咎。
- 初六
- 児童のように純真な然し幼稚な心を以て観る場合である。童観という。普通人なら、これでも咎はないが、志あり、指導者としての責任ある人々、君子はこんなことでは足りない。
- 六二
- 地位低く、見狭く、わずかに窺(のぞ)き観る程度である。専ら家庭に生活する女子なら利(よろ)しいが、丈夫はそれでは醜(は)ずべきものである。窺(闚)観と言う。
- 六三
- 三爻は内卦の首で、これより愈々影響力の大きくなる立場に進む際であるから、自分の現在の実態、わが業績等をよく自ら観察して進退せねばならぬ。
- 六四
- 国家の政治教化がどのように行われ、文明がいかに発達しているかと言う、「国の光」を観る。そしてその人物材幹が単に臣事の程度に止まらず、能く国王の幕賓として尊重せられるほどがよろし。
- 九五
- 国の光はつまり国の統治者の反映である。王者はこの意味に於いて、まず能く己自身の在り方を反観せねばならぬ。
- 上九
- 究極その生(在り方)を観るのである。君子であれば咎はない。常にこれではいけないというだけの志がなければならぬ。
-
易は
「予言(到達点)」ではなく
「兆し(出発点)」だと思います
日々変化する生活の中で
その変化の兆しを
感じて活かすことが大切です
本来 易に「吉凶」はありません
吉の卦が出ても 正道を踏みはずさずに
凶の卦が出でも 正道に踏みとどまることが
自分の生活を易しく(やさしく)するコツだと感じています
そして 私は
今日も幸せです!