今日は全国的に大荒れの天気ですね~
皆様、土砂災害などにはお気を付け下さいね。
さて、少し前のこちらの記事
で、ニッカウヰスキーの
「シングルモルト余市」 や 「シングルモルト宮城峡」 などの
シリーズが販売終了というニュースをお伝えしましたが、
今秋9月1日から、新たにリニューアルした
「シングルモルト余市」 「シングルモルト宮城峡」 が発売
されるようです。
但し、これまでのような余市10年、12年といったような年数表記が
あるもの、いわゆるエイジものは無く、年数表記の無いノンエイジ
(non age) の 「余市」 「宮城峡」 のみのシンプルなラインナップに
なりそうです。
そういえばサントリーの看板シングルモルトである 「山崎」、「白州」
も数年前までは 「山崎10年」 「白州10年」 が最安というか最若商品
でしたが、10年は共に終売になり、現在は代わりに山崎、白州のノン
エイジが主力商品になっています。
またブレンディッドの 「響」 も数か月前に年数表記無しの新商品
「響 Japanese Harmony」 を発売し、CMも流れていますね。
(こちらですね↑)
代わりにこれまで同ブランドで最安だった 「響12年」 が販売終了
になるという噂です。
このように各メーカー共、今後は年数表記無しのノンエイジものを
主力商品にしたいと考えているようですが、そもそもウイスキー名の
後に付いている○○年とかの数字って何なの?そんなウイスキーの
年数表記について少しお話したいと思います。
あまり気にしない人も多いかもしれませんが、この年数表記がある
か無いかは実は結構重要なんです。
(特にジャパニーズウイスキーにとっては)
まず年数表示の意味ですが、例えば10年と書いてあれば、
最低10年以上熟成させた原酒のみを使用している
ことを意味します。
よく勘違いしてしまうのは、10年と書いてあれば、ちょうど10年熟成
させたウイスキーなんだな~と思ってしまいますが、一番若いもので
10年、という事です。なのでメインは10年ものかもしれませんが、
他に18年や20年などの超長期熟成原酒もブレンドされているかも
しれません。
ブレンドと言うとブレンディッドウイスキーを作る時だけにするものだと
思いがちですが、シングルモルトでももちろんブレンド作業はあります。
(シングルカスク
の商品は別)
そして逆に言えば、ブレンドの際に10年未満の原酒を1滴でも入れる
のであれば、10年と表記してはいけませんよ、という事ですね。
つまり年数表記はその年数以上熟成された原酒しか使用していない
ことの証しなのです。
年数表記の無い 「ノンエイジ」 商品はそういった制限がなく、
熟成年数が若い原酒も使用できます。
そしてここが大事なんですが、スコッチやアイリッシュウイスキーなど
は法律で、3年以上の熟成が義務付けられています。3年以上熟成
させていないウイスキーはスコッチと名乗れません。
なので、スコッチ等の場合は年数表記が無くても、それでも3年以上は
熟成されたウイスキーなんだからと納得?もできますが、ジャパニーズ
ウイスキーに関してはそうはいきません。
日本でウイスキーを定義しているのは酒税法という法律なんですが、
ウイスキーの熟成期間に関する定めは特にありません。
よって今日蒸留した原酒を1日も熟成させずにウイスキーとして売り
出しても罰則はありません。まあ流石にそんなことは有り得ないで
しょうけど、とにかくジャパニーズウイスキーのノンエイジものは、
法律的にはいくらでも若い原酒を使い放題なんですね。
そう考えると、世界的一般的にウイスキーは
ノンエイジ<10年<15年<20年と、割と均等にランクが上がるイメージ
ですが、ジャパニーズウイスキーに関しては、
ノンエイジ<<<<<10年<15年・・・という風に、ノンエイジがとても
価値の低い、なんだか信用できないもののように感じてしまいます。
なので、年数表記があるか無いかは、特にジャパニーズウイスキーに
とってはとても重要なんですよね。
サントリーの山崎や白州に関しては、現在品薄状態とはいえ今後も
12年以上のラインナップも継続するようですが、ニッカのシングル
モルトはノンエイジのみ、という寂しい事になりますね・・・。
今日もありがとうございました。