酒ディプロマ2次のテイスティングが専門的すぎて自信ない
という相談を頂きました
ご相談
酒ディプロマ(SAKE DIPLOMA)を受験しますが二次のテイスティングに自信がありません。
ワインソムリエを受けたときは外観から判断できる材料が多かったですが、日本酒ではそれができません。
日本酒を専門的に勉強したことがなく見た目がほぼ同じ日本酒をどう判断したらいいのかわかりません。
ご相談をいただいたSさんはソムリエ試験の経験をお持ちです。
同じ日本ソムリエ協会の試験であるSAKE DIPLOMAのテイスティング試験の形式や内容は知っておられるようです。
ただ、ワインと日本酒は違い色や粘度が似ているものが多いので、難しいと感じておられるのですね。
酒ディプロマ(SAKE DIPLOMA)は日本酒の専門家、
つまり日本酒を提供する側の人を育成するための試験ですので、
テイスティングも専門的な勉強が必要です。
Sさんのようにテイスティングに自信がなくても、酒ディプロマ二次に向けた専門的対策をとることで合格はできます!
酒ディプロマ2次を受けるSさんのご相談は
「テイスティングが専門的すぎて自信がない」ということです。
分かります!!!
私がはじめて模擬テストを受けたとき、
4種類の日本酒の「外観」「香り」「味わい」が
どう違うかまったくわかりませんでした。
結局、全部「あてずっぽう」で答えるしかなく、40点くらいでした。
ほんとうに何一つ、分かって答えた項目はありませんでした。
「日本酒バーをやってるのに…なんて情けないんだ…」とへこみました。
がんばって自主練をしつつ
ワインスクールなどで開催されている講座で
模擬テストを5回くらい受けて、
試験直前にようやく合格ラインと言われる
65点まで点数を上げることができました。
ほんとうにギリギリだったと思います。
試験は合格したもののテイスティングには自信がなかったので、
試験後もずっとずっと、そして今も、
この記事でお伝えするような、
専門的なテイスティング練習を続けています。
そうすることで日本酒の専門家としてのスキルを維持し向上できています。
この記事ではSさんがテイスティングの専門的な技術を上げ
酒ディプロマ(SAKE DIPLOMA)に合格できるように、
専門的な対策をお伝えしますね!
結論からお伝えします
4つの見極めができるようになりましょう!
大切なことを3つお伝えします
・酒ディプロマ(SAKE DIPLOMA)テイスティングは4つの見極めだけがんばろう!
・毎日5分でできる練習でテイスティングの専門性を高めよう!
・毎日5分でOK!自宅でできるテイスティング練習体験講座のご案内
ひとつひとつ、解説しますね。
酒ディプロマ(SAKE DIPLOMA)テイスティングは4つの見極めだけがんばろう!
Sさんが言うように、ワインと比べて日本酒は外観から得られる情報が少ないです。
ですから、外観からいろいろ判断しようとするのは、やめましょうね。
その代わりに、今からお伝えする「4つを見極め」だけ、がんばりましょう!
専門的ですが、大丈夫!
練習は毎日5分だけ。
コツコツ練習すればできるようになります。
では4つの見極めをご説明しますね。
すでに教本で勉強していることですので、
復習のつもりで読み進めてください。
1.セルレニン耐性酵母
吟醸酒(または純米吟醸酒)と、
セルレニン耐性酵母を使った吟醸酒(または純米吟醸酒)の見極めです。
セルレニン耐性酵母を使っている場合は、
デリシャスリンゴのような香りや、
白桃のような香りがかなりはっきり立つので、
これで見極めましょう!
セルレニン耐性酵母を見極める練習の日本酒は、
「1801号酵母」とか「CEL24」と書かれているものをおすすめします。
2.アルコール添加の有無
これはかなり専門的で難しいところですが、
一度コツを発見すればもう大丈夫!
教本にはアルコールを醪に適量添加することで
「香りが高くすっきりした味になる」と書かれています。
「香り高くすっきりした味」で見極めができるか、
何度も何度も練習をしてみましょう!
その他の見極め方法としては
アル添の日本酒は、青竹、芝など青いかおりを感じることが多いです。
アルコール添加された日本酒と純米系の日本酒を1本ずつ買ってきて練習しましょう。
その際、「純米酒と本醸造酒」「純米吟醸酒と吟醸酒」のように、
特定名称のレベルを合わせましょう。
アルコール度数も合わせると、より専門性の高い酒ディプロマ対策のテイスティング練習になります。
3.米(山田錦か五百万石か)
米については、まず山田錦か五百万石かの見極めからスタートしましょう。
2023年以前は「山田錦か五百万石か」という見極め練習でほぼ十分でした。
しかし、2023年に「雄町」が出題されたことから、
山田錦と五百万石が分かれば100%安心と言い切れなくなりました。
とはいえ、やはり山田錦と五百万石はキホン中のキホンです。
西の柔らかい米(山田錦)と東の固い米(五百万石)を、
日本酒から感じるように練習しましょう。
まずは「山田錦」と「五百万石」から始めましょう。
特徴がつかめたら、美山錦、秋田酒こまち、雄町くらいまで(生産量の多い順)幅を広げてみましょう。
日本酒を買うときは「お米の特徴がはっきり出ている日本酒をください」と酒屋さんに伝えてください。
4.酒母(生もと系か、速醸か)
2022年までは「速醸3種類、山廃熟成1種類」という出題が続いたため、
2次対策では「外観を見て明らかにイエローだったら山廃熟成と目星をつけてヨシ」とされていました。
ところが2023年は熟成が出なかったため、
外観で目星をつける練習はできなくなりました。
生もと系か速醸かの見極めは、
「香り」で判断できるように練習しましょう。
生もと系酒母の日本酒の特徴である
「乳製品っぽい香り」を取れるようにしましょう。
練習用の日本酒を買うときは、
ランクは純米酒か特別純米酒にしましょう。
2次対策の時期は夏向きのさわやかな生もと生酒が流通しています。
生酒ではなく火入れを選びましょう。
さて、4つの見極めについてご説明させていただきました。
ちょっと専門的だなぁと難しく感じるかもしれません。
ですが、メインはこの4つだけです。
毎日コツコツ積み重ねることで、専門的なテイスティング技術が高まり酒ディプロマ(SAKE DIPLOMA)2次対策にもなります。
毎日5分でできる練習でテイスティングの専門性を高めよう!
酒ディプロマ二次のテイスティング練習は、毎日5分だけで大丈夫です!
「小さな練習をコツコツと」これが専門性を高めるいちばんのコツです。
さきほどご紹介した4つの見極めの中から
「今日はこれの練習をしよう!」と毎日決めてください。
日本酒は2種類でOKです。
「アル添と純米の見極め」と決めたら
アル添1種類、純米1種類を用意します。
では、5分テイスティング練習の方法をお伝えしますね!
飲料に番号をつけます。
1がアル添、2が純米とします。
1、2をそれぞれテイスティングします。
外観・香り・味わいについて感じたことをメモします。
付箋を見えないように折り曲げます。
グラスをシャッフルすればどちらがアル添でどちらが純米かわからなくなります。
これでセルフブライド状態のできあがり。
次に、一つずつテイスティングして特徴を紙に書き出します。
どちらがアル添でどちらが純米かも、見極めて紙に書きましょう。
最後に答え合わせです。
グラスの足の裏に貼った付箋紙に答えがありますから、
合っているかどうか、確かめます。
最後の最後に、重要なことが残っています。
メモに書いた特徴を見て下さい。
例えば純米のところに「スッキリ」などまるで違うことを書いていたら
「答えはあっているけど理解ができていない」ということになります。
やや厳しいですが、専門的にテイスティング技術を高めていくためには
自分自身を客観的に見ることも大切です。
専門家としてのご自身の成長を楽しみに、
1日5分の酒ディプロマ対策テイスティング練習おこないましょう!
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ここまででお伝えしたことは次の2つです。
- 酒ディプロマ(SAKE DIPLOMA)テイスティングは4つの見極めだけがんばろう!
- 毎日5分でできる練習でテイスティングの専門性を高めよう!
この2つで酒ディプロマ(SAKE DIPLOMA)テイスティングの専門技術はかなりアップします。
ここまでのご説明で、
毎日5分の練習ができる方は、
今日からすぐに始め、
酒テイスティングの専門性を高めていきましょう!
不安が自信に変わっていきますよ!
「ん?ちょっとやり方がわからない」という方は、
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受講した日からすぐに練習ができるようになりますよ!
では、まとめます!
ご相談
酒ディプロマ(SAKE DIPLOMA)を受験しますが二次のテイスティングに自信がありません。
ワインソムリエを受けたときは外観から判断できる材料が多かったですが、日本酒ではそれができません。
日本酒を専門的に勉強したことがなく見た目がほぼ同じ日本酒をどう判断したらいいのかわかりません。
結論は…
4つの見極めができるようになりましょう!
大切なこと3つ
・酒ディプロマ(SAKE DIPLOMA)テイスティングは4つの見極めだけがんばろう!
・毎日5分でできる練習でテイスティングの専門性を高めよう!
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