日本酒のバーを経営している45歳女性のりんさんから、

酒ディプロマ(SAKE DIPLOMA)二次のテイスティングの表現用語について次のようなご相談をいただきました。

 

ご相談

日本酒の理解を深めたくて酒ディプロマ(SAKE DIPLOMA)を受験することにしました。
1次は何とか合格、2次のテイスティングの勉強をはじめたとたん焦りだしました。
二次のテイスティングの表現がまったくわからないのです。
二次のテイスティング講座にも何度か通ったけど、講座に通ってもそれほど上達しているとは思えなくて…
何か「表現」について、見落としている点があるのではないかと思っています。

 

 

酒ディプロマ二次のテイスティングの表現について、お悩みをいただきました

 

 

 

SAKE DIPLOMA 受験生応援!の清水流美がお答えします。
 

酒ディプロマ(SAKE DIPLOMA)二次のテイスティング表現用語について、

SAKE DIPLOMA 受験生応援!の清水流美が解説いたします!

 

 

 

りんさん。
始めまして。
SAKE DIPLOMA 受験生応援!の清水流美です。

私も、「酒ディプロマ(SAKE DIPLOMA)二次のテイスティング表現用語がぜんぜんわからない」という、

まったく同じ経験があるのでよくお悩みがわかります。

 

講座を受講されたということは、
酒ディプロマのテイスティング用語をご存知ということですね。

 

 

特に「香り」が難関ですね。
酒ディプロマ(SAKE DIPLOMA)は、日本ソムリエ協会の試験なので、
香りで選ぶ用語も、ワインっぽいのが多いのです。
たとえば、黄色いりんご、洋ナシ、白桃……
50ほどの用語の多くが「これって日本酒の用語?」と思ってしまうものなので、
慣れないのも分かります。

 

今回は、酒ディプロマ(SAKE DIPLOMA)二次テイスティングの「表現」について
SAKE DIPLOMA 受験生応援!の清水流美が解説しますね!
 

◆一番大切なこと

 

酒ディプロマ二次テイスティングの「表現」には、ルールがあります

 

 

◆では次の3つのポイントで解説します

  1. 酒ディプロマ(SAKE DIPLOMA)のテイスティング表現用語は独特です。
  2. 酒ディプロマ二次のテイスティング用語選びには「ルール」があります。
  3. 「ルール」は公式教本には書かれていないので二次対策テイスティング講座に参加するか教材を使って勉強しましょう!

 

ひとつひとつ、解説していきますね!

 

 

 

 1.酒ディプロマ(SAKE DIPLOMA)二次のテイスティング表現用語は独特です。

 

酒ディプロマ二次のテイスティング試験には、
テイスティング用語選択問題というのがあります。

 

4種類出題される日本酒ひとつひとつについて、
「外観」「香り」「味わい」と大きく分類された「表現」の用語から、
適切なものを選ぶ問題です。

 

酒ディプロマ二次テイスティングの問題は、日本酒4種類

 

 

一番難しいのは「香り」の中でも「特徴」という小分類で、
50コ以上の用語の中から、適切なものを8コくらい選ぶ必要があります。

 

普段、日本酒の香りをかいで、
8つも香りを取る人はそうそういません。

 

多くの方は
「フルーティだな」
「お米らしい香りだな」
「乳製品っぽい香りが強いな」

 

というように、「全体的な印象を感じる」程度です。

 

それなのに、試験では8コ選べと言われるのですから、
難しいのは当然です。

 

では、どのような「表現」の用語があるか、
「香り」の「特徴」の用語を見てみましょう。

 

酒ディプロマ二次、「香り」の「特徴」の表現用語

 

「香り」の「特徴」の用語

=====
1.グレープフルーツ    2.黄色いリンゴ    3.洋ナシ    4.白桃
5.バナナ    6.メロン    7.マスカット    8.ライチ
9.スイカズラ    10.スミレ    11.アカシア    12.菩提樹
13.セルフィーユ    14.青竹    15.新緑    
16.紅茶    17.月桂樹の葉        
18.ヒノキ    19.香木        
20.ゴボウ    21.朝鮮人参        
22.マッシュルーム    23.椎茸        
24.丁子    25.シナモン    26.ビターチョコレート    
27.栗    28.クルミ    29.アーモンド    
30.炊いた米    31.つきたての餅    32.上新粉    33.白玉団子
34.杏仁豆腐    35.生クリーム    36.サワークリーム    37.ヨーグルト
38.発酵バター    39.クリームチーズ        
40.粘土    41.腐葉土        
42.石灰    43.鉄        
44.カラメル    45.コーヒー    46.醤油    
47.ヨード香    48.蜂蜜    49.スモーク香    
50.カビ    51.玉ねぎ    52.熟成チーズ    

=====

 

日本酒の香りの表現用語とは思えないような、独特な表現用語もたくさんあります。

私ははじめてこれを見たとき「えっナニコレ?日本酒からこんな香りをかぎ分けるなんてできっこない!」と絶句しました。

 

 

 

 2.酒ディプロマ二次のテイスティング表現用語選びには「ルール」があります。

 

 

 

見慣れないテイスティングの表現用語がたくさんあってビックリしたと思いますが、

でも、安心してください。

酒ディプロマ(SAKE DIPLOMA)の試験では、
テイスティング表現用語選びに「ルール」があります。

 

酒ディプロマ二次、テイスティングの表現用語にはルールがあります

 

簡単に言うと、

 

「この特定名称酒」だったら「香りの特徴からは、コレとコレを選ぶ」
といった感じです。

 

 

 

具体的に言うと

 

「精米歩合の高い純米酒」には「香りの特徴では、お米・ナッツは多く選ばれ、花やフルーツはあまり選ばれない」
という感じです。

 

酒ディプロマ二次、テイスティング表現用語のルール

 

 

どうですか?
こういうルールがあるということを知ると、
なんだか道が開けたようで、安心したのではないでしょうか?

 

 

3.「ルール」は公式教本には書かれていないので二次対策テイスティング講座に参加するか教材を使って勉強しましょう!

 

 

 

先ほど「テイスティング表現用語選びには、ルールがある」とお伝えしました。

 

その具体例として
「精米歩合の高い純米酒」には「香りの特徴では、お米・ナッツは多く選ばれ、花やフルーツはあまり選ばれない」
 

というのをご紹介しました。
 

このテイスティング表現用語の「ルール」は、

実は教本に載っているものではなく、
いわば「過去のテイスティング試験を分析した傾向」です。

 

酒ディプロマ二次、表現の「ルール」は、教本にはのっていません


 

講座や教材を提供する学校や先生が、
独自に研究して傾向を「ルール」としてまとめています。
 

 

ご質問者のりんさんは
「二次対策テイスティング講座にも何度か通ったけど、講座に通ってもそれほど上達しているとは思えない。
何か「表現」について、見落としている点があるのではないか?」

 

とおっしゃっています。
りんさんが通った講座は、
模擬試験を行い、答えを教えてはくれるけど、

この「ルール(傾向)」を分かりやすく教えてくれない教室だったのではないでしょうか?
 

教本には、テイスティング表現用語のルールはおろか、
試験に出てくるテイスティング用語もすべては紹介されていません。

 

酒ディプロマ二次、表現のルールも表現用語も、教本にはのっていません


 

ですから教本だけをどれだけ読み込んでも、
二次のテイスティング対策は十分にはできないのです。
 

 

二次のテイスティングで点数を取るためには、
テイスティング表現用語のルールを、

分かりやすく教えてくれる講座に参加するか、
分かりやすくまとめている教材を使って勉強しましょう!

 

 

 

 

 

 

今回の記事では、「講座に通っても酒ディプロマ(SAKE DIPLOMA)二次のテイスティング表現用語がぜんぜんわからない」というお悩みにお答えしました。

 

 

◆一番大切なことをもう一度お伝えします

酒ディプロマ二次テイスティングの「表現」には、ルールがあります

 

◆そして3つのポイントをお伝えしました。

 

  1. 酒ディプロマ(SAKE DIPLOMA)のテイスティング表現用語は独特です。
  2. テイスティング表現用語選びには「ルール」があります。
  3. 「ルール」は公式教本には書かれていないので二次対策テイスティング講座に参加するか教材を使って勉強しましょう!

 

 

◆2024年のSAKE DIPLOMA 受験生応援!のテイスティング講座@京都の日程を発表しています。

もちろん、テイスティング表現用語選びのルールもしっかりお教えします!

https://www.reservestock.jp/page/consecutive_events/19118

 

 

 

 

◆京都のテイスティング講座に参加できない方は、オンライン講座があります。

 

 

 

 

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