スーパーの女【映画】
- ジェネオン エンタテインメント
- 伊丹十三DVDコレクション スーパーの女
いやはや、これだけ地味な設定・役者で、
こんなにもドキドキワクワクさせられるとは。
スーパーがどんどん活気づいていく様は、実に痛快で爽快。
全てのエピソードにリアリティがあり、
スーパーの事にちょっと詳しくなれたりもする。
ただ惜しいのは、 クライマックスのカーチェイスが、
映画全体の中で唯一浮世離れした感があり浮いていたこと。
映画というエンターテインメントとして、
ああいう盛り上がりの部分も必要なのだろうけれども、
改めて考えると蛇足に感じた。
あと、最後があまりにもサクッと終わりすぎ。
スタッフロールが流れたとき、
「もう終わり!?」って思ってしまった。
もっとじっくり掘り下げて欲しかった。
十分2作目も作れる作品だったと思うのだが、
肝心の監督が既にいないことが何よりも無念。
評価:☆☆☆☆★(星4つ。映画は5点満点で評価)