みなさんこんにちは!
旅する酒屋Sake Baseです。
今回は茨城県水戸市にある吉久保酒造を訪問しました!
納豆と水戸黄門の街、水戸に吉久保酒造はあります。
吉久保酒造は寛政二年に吉久保酒造は創業しました。
粟野屋吉久保清三郎という男
手びろく米穀をあきなう豪商の主であるが、
某日、酒宴の席にてハタと膝をたたいて言う。
「常陸の米と笠原の水、この二つありて常陸に旨き酒の無きは、
さても不可思議なことよな。」
ここから吉久保酒造の歴史は始まりました。
美味しい常陸の米があり、笠原の水があるのに酒がない。
吉久保清三郎の着眼に狂いはなかった。米穀商の主なれば、
酒造りに好適な米の選別はたやすきこと。
又光圀公の偉業を伝える笠原水道の源水は、灘の水にまさる清らかさにて酒造りに秀逸。吉久保清三郎、アッサリ米屋の看板をおろし造り
酒屋に転業。
代表銘柄の「一品」はこうして現在まで愛され続けています。
今回、訪問した1番の理由は吉久保社長の酒造りへの想いを聞くことでした。
「日本酒をもっと気軽に楽しんでもらいたい」という想いで、常に新しいを探す姿勢には勉強させられました。
現在の清酒業界は昔に戻ることが評価されていることなど、大きな進歩がみられていない現状に疑問を抱かれている
様子が印象的でした。
平均年齢30歳の酒造りチームは業界でも屈指の若さ。
入社の条件には団体スポーツ経験者というユニークな条件も。
しかし、これはとても理にかなっています。
酒造りは1人で行うのは厳しく、仲間と協力して行うことが一般的で意思疎通ができないと美味しいお酒が出来ません。
チームワークで美味しい酒を醸してほしいという狙いが。
最近発売された、鯖専用日本酒「サバデシュ」
これも日本酒に興味がない人でも「わかりやすい」を大切にした工夫が。
「鯖にはこれでしょ!」とお客様に分かってもらえるようなわかりやすい、パッケージと名前に。
そしてこれを飲む人は、鯖好きか日本酒に興味のない人が多いと考え情報もほとんど記載されていません。
「わかりやすい」を大切にした日本酒になっております。
ありそうでなかった日本酒だと思います。
そしてホントに鯖によく合う!!!!!!!
代表銘柄の「一品」もかなりの工夫が
このロゴはに一品という文字の梅が刺さっているという簡単なデザインですが、
有名なデザイナーが手掛けられて、外国人の方もストレートにスクエアが3つとマークに見え、覚えてくれるそうですよ。
一品は「山田錦」というテーマのもと、大切に醸されています。
山田錦の親子の酒米で酒を醸しています。
「備前雄町」「短稈渡船」「山田錦」「吟のさと」
子供になればなるほどいわゆるきれいな酒になっていると感じました。
山田錦というテーマを持って酒を飲み比べるのはお酒が好きな方には最高な飲み方ですよね。
日本酒業界のこれからを考えさせられる、とても貴重な時間を過ごさせていただきました。
これからの日本酒は「わかりやすいく簡単」がテーマなのかもしれませんね。
ーMICHIYA日本酒パークー
毎月第四金土開催
食べ物持ち込みOK
6月22日・23日 16:00~21:00
習志野市津田沼5-10-9
日本酒3杯1000円
日本酒1杯500円
光る梅酒ソーダ600円
甘酒300円
Sake Baseが訪問し美味しいと思った日本酒を紹介します。



