白木久は変わったものを造るけどちゃんと人気なのがすばらしい | 日本酒バー開店日記~日本酒BARあさくらat京都~

白木久BLACK SWAN黒麹無濾過生原酒R7BY

白木久BLACK SWAN黒麹無濾過生原酒R7BY(京都府、白杉酒造)

 

 

 

裏ラベルを見て「なるほど」と。

 

 

黒麹で仕込んでいるというだけでなく、踊りの品温をかなり高く保っている、と。

甘みを強くする意図もあり、ブラックスワンだけに「踊り」狂わせるという意図もある。

 

ああ、何の断りもなく黒麹という単語を使っていましたが、この黒麹は普通日本酒を造る時には使われない種類の麹なのです。

通常、日本酒造りで使われるのは「黄麹」。

黒麹は焼酎や泡盛を造るために使われるのが一般的なのです。

 

黒麹を使うとクエン酸が生成されるので、できたお酒にもクエン酸由来の酸味が備わります。

この酸味、ひと昔前なら日本酒にはありえなかったというか、造り手的には許されなかった味わいです。

それが日本酒の多様な味わいのひとつとして楽しめるようになった現代はおもしろい世の中になったと思います(´ω`)

 

香りに酸の気配は感じませんが、一般的な日本酒とは若干種類の異なるモノを感じます。

 

「びわ」

 

かな?

酸とまでは言わないけど、甘いだけの果実ではなく、青々しさ、若さ、かたさが雰囲気としてあるやつです。

ひとくち目を口にして、ああ、やっぱりそうだというのと、思ってたよりだいぶ甘いなという両方の印象を感じます。

でもね、酸味がいい感じに手綱を引いてくれるので、甘ったるいわけじゃない。

なるほどね。

ミルキークイーンの甘み、踊りを高温にして狂気と言えるほどに踊らせた甘み、それがこういう感じなんですね。

 

黒麹のクエン酸を前面に出すのではなく、こういう感じに酸を活かす。

おもしろいなあ。

おもしろくてうまい!!

白木久さん、さすがです!!