宵山あれこれ
屋台に来る人はいろいろです。
ありがたいことにバー、角打ちのなじみのお客さんもたくさん来ていただけました。
うれしかったのは久しぶりのお客さんが家族で来てくださったこと。
お子さんができると、どうしても呑みには出にくくなります。
それでも時々機会を見つけて来てくださるだけでもうれしいのですが、お子さんと一緒というのは余計にうれしいです(^ω^)
19年店をやっていると、お客さんの環境も変化していくなぁとご家族連れで来てくれた何組ものお客さんをお迎えして思いました。
屋台に寄ってくれたのはおなじみさんだけでなくいろんな方が来てくださいました。
中でも印象に残ったのが写真のお客さん↓
猫ちゃんと一緒にご来店。
それだけでも珍しいのですが、なんとこの猫ちゃん日本酒を呑むのです!!(^∇^)
すごい!!
初めて見ました。
昔、動物にお医者さんという漫画でシベリアンハスキーのチョビ、スナネズミのおとうさんが一緒に晩酌をするというエピソードはありましたが、猫が、しかもリアルに呑むとは!
驚きです。
なんでも飼い主さんはいつも呑みにいく時に一緒に連れて行ってるらしいのですが、その際に日本酒を飲んだ後に口をペロペロ舐めていたのが始まりで、そのうちお酒単独で呑むようになったのだとか。
ビールとかほかのアルコールには興味を示さず、呑むのは日本酒だけだそうです。
すごいなあ。
ミリ&ピコも晩酌できたら楽しいのになぁ。
意外だったのが外国人観光客の姿がそこまで多くなかったこと。
いや、そりゃ他の都市のお祭りと比べれば多いですよ。
でも、普段の京都の観光地での外国人比率からするとかなり少なめです。
日本人の方が圧倒的に多い。
そして、彼らは食べ歩きをほとんどしない。
身なりを見ていても、お金を持っている層ではない。
時々屋台に興味を示してのぞいてくれた人でも購入に至るのは3割に満たないくらい。
中にはただで試飲をさせろとか俺の好きなメーカーのクラフトビールだから200円にしろ(これは在住外国人でした)という頭のオカシイコジキのような輩もいました。
屋台出店では外国人はあまりターゲットにしなくてもいいな、というのを今回で学習しました。
それともう一点気付いたのは、去年と比べて店を出している数自体が減ったなということ。
これは何も飲食に限ったことではなく、去年は着物や帯や和装小物を売ったりしていたところが今年は出してなかったり。
着物好きなお客さんが教えてくれました。
コロナ禍もあり、街の様子も祭りの様子も変わっていきますね。
山鉾巡行の特別観覧席をめぐっての騒動もありました。
山鉾巡行は神事じゃないと分かっていて確信犯的に「神事」という言葉を使う。
京都人らしい駆け引きだなあと町の人は冷めた目で見ていたようです。
まあ、そんなこんなでいろいろあった宵山出張も無事終わりました。
角打ちの方は今日はお休みですが、後片付けやいろいろ処理しなければならないことがいっぱいなので今日はそれでつぶれそうです。