しぼりたて萩の鶴特別純米無濾過生原酒R5BY
「ああ、そういえば今シーズンはまだお酒が搾られている現場には行ってないな」
このお酒の香りをかいだ瞬間にそんなことを思いました。
しぼりたて 萩の鶴 特別純米無濾過生原酒R5BY(宮城県、萩野酒造)
お酒が生まれようとしている現場。
稼働中の酒蔵のもろみの香り。
目を閉じるとタンクが並んでいる情景が浮かんできます。
萩の鶴の蔵にもうかがったことはありますが、浮かんでくる情景はどこか特定の蔵というのではなくこの時期ならどの蔵に行っても漂っているであろうもろみの香りが満ちたイメージとしての酒蔵風景。
フレッシュで若く、みずみずしく、生命感に満ちあふれている香り。
今年は2店舗目となる角打ちあさくら:クラフトビールと日本酒の店あさくらをスタートしたため忙しすぎて酒蔵に足を運ぶ機会が激減。
ほんと、今年は少なかったなあ。
まあしかし、その影響がなかったとしても若かりし頃よりは蔵に足を運ぶ機会は減っています。
昔はアチコチ興味に任せていろんなところにお邪魔させてもらいましたが、フットワークが重くなったのと現場に行くことの意義というものを考えるようになってきたこともあります。
現場に足を運ぶことはもちろん重要ですが、それだけじゃない何かに少しずつシフトしてきているのでしょう。
今年は年初からずーっとバタバタし通しで立ち止まって考える時間がほとんどありませんでしたが、年末になってようやくその時間を持てるようになってきました(12月なのに皮肉なもんです)。
ああ、つらつらと書いていたら肝心の萩の鶴の味について全く触れていなかった(;´∀`)
失礼しましたm(_ _)m
フレッシュな香りの印象そのままに若くてフレッシュな味わいが口の中に広がります。
チリっとしたガス感は開けたての今だけですが、コレが落ち着いてきて味わいとして定着していきます。
冷酒でもおいしいのですが、ゆるゆるとやさしめに温めてあげるのも寒さがキビシイこの時期にはいいもんです。
若さはあるけどトゲトゲシサはない。
温めることで、さらに丸くなる。
おだやかな気持ちで呑める一杯です。
今年1番がんばったことは?
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