厚みのある酒〜七本鎗純米80%無濾過生原酒
4連休の人もいるこの週末。
とりあえず京都市内は観光客でごった返しています。
ありがたくもあり、不安でもあり。
そんな気持ちをよそに季節はジョジョに、そして確実に冬へと向かっています。
寒くなってくると燗酒!!
というのはもちろんよく理解できるのですが、それでもやっぱり最初は冷酒にしたいなと思うと、ライトでドリンカブルなものよりはちょっと厚みのあるお酒の方がありがたいなと思えてくるものです。
七本鎗 純米80%精米 無濾過生原酒(滋賀県、冨田酒造)
80%というのは精米歩合、つまりどれくらい米を削っているかという数字を表しています。
80%ということは20%しか削っていないとうことを意味します。
ちなみに吟醸で60%、大吟醸だと50%以下なので比較すると80%というのは削っていないということがそこからもわかると思います。
あまり削っていないということは、そのぶん米のうまみを感じられるようなお酒になっているということです。
お米をあまり削っていないお酒を低精白のお酒と呼びます。
今では珍しくなくなった低精白のお酒ですが、平成15年に精米歩合に関する規定が変わるまでは純米酒と認められなかったため、それまではほとんど見かけることはありませんでした。
平成15年の法規制の改正に伴い、低精白のお酒にチャレンジするお酒が急増。
黎明期の頃はいろんなお酒があったなあ。
ただ削らない米を使えば酒になるかというと、そうでもない。
やってみて、いろいろと発見というかトラブルというか、いろんなことが起こって・・・・・・という苦労話をいろんなクラの人から聞かされました。
それもまた懐かしい思い出で、この七本鎗80%も割とその初期の頃に誕生したお酒です。
実はこのお酒、あさくらとはいろいろとフシギな縁がありまして、その誕生の時から携わったり、何やらアレやコレやといろいろあるので、
「何があったのか気になるじゃないか!!」
という方はご来店の際にあさくらにお尋ねください。
というわけで(どういうわけだ?)、今夜も美味しいお酒を揃えて皆様のご来店お待ちしてます(^O^)/