『光』がカンヌでエキュメニカル賞受賞 | 日本酒バー開店日記~日本酒BARあさくらat京都~

『光』がカンヌでエキュメニカル賞受賞

今年のカンヌ映画祭、パルムドールはスウェーデンのリューベン・オストルンド監督の『スクエア』が受賞。

日本から出品の河瀬直美監督『光』はパルムドールは逃したものの、

キリスト教団体が選ぶエキュメニカル賞を受賞しました。

 

エキュメニカル賞

 

聞き慣れない単語です。

私も今回のニュースで初めて知りました。

エキュメニカルというのは、

カトリックとプロテスタント等の教派の枠を越えた結束を目指すキリスト教の運動を指す言葉です。

私たち日本人にはあまりなじみがないかもしれませんが、

同じキリスト教ではあっても昔はカトリックとプロテスタントが激しく対立している時期もあったのです。

20世紀に入り、これではいけないということで超教派で対話と交流をしていこうという動きが盛んになりました。

こう書いてもピンと来ないかもしれませんが、

仏教の教派対立にたとえると分かりやすいかもしれません。

『仏教』という枠では同じものの、

それぞれの方針、仏典の解釈や考え方の違い等で様々な教派がありますが、

互いに容認できない点を巡って対立が起きているのは我々日本人にもなじみ深いところでしょう。

こうしてみると内部対立というのはどの宗教でも、

いや、宗教だけでなく人がある考えのもとに集まってグループを形成すると必ず生じてくる問題なのかもしれません。

ちょっと脱線しましたが、、もともとは同じキリスト教という源から出発しているのに、

分かれて対立してしまっているのは良くないということで進められたのがエキュメニカル運動で、

近年はその枠を広げ、宗教間の垣根を越えて人道的視点、平和のために対話と協力を呼びかけるようになってきています。

調べてみると、エキュメニカル賞は本賞とは別に独自に設定された賞で、

カンヌだけでなくベネチア、ベルリン等世界の映画祭でも見られます。

審査基準となるのは人道的で精神性、芸術性が高く、文化や価値観の相違を乗り越えるような内容の作品であること。

 

河瀬直美監督の『光』は視力を失っていく男性カメラマンと映画の音声ガイドの女性の物語。

見える世界から見えない世界へと移行していく。文化や価値観の違いと受容。

そういうところが評価されたのかもしれません。

 

エキュメニズム

 

違いを乗り越えた一致運動。

日本酒業界にも必要な運動かもしれません。

現在の日本酒のジャンルは百花繚乱。

実に様々なお酒があり、いろいろな考え方があります。

しかし、残念なことに時々(しばしば・・・)、それぞれのジャンルを支持する者同士で争いが生じています。

同じお酒、お互いを否定し合って争い合わなくてもいいじゃないか、と心から思います。

酒屋万流という言葉があります。

酒の造り方も味わいも酒蔵の数だけあるのだから、

道に反するようなことでなければそれぞれのやり方を尊重しあおうくらい意味合いです。

互いに認め合い、尊重し合い、その上でもっと大きな視点で問題のあることは議論する。

今はそれができる時代になっているはずです。

日本酒のエキュメニカル運動。

それがいっそう進んで、皆で一致して日本酒を盛り上げていけたら。

そう願ってやみません。

 

 

6月の休業日

6月4日(日)

6月5日(月)

6月6日(火)

 

6月13日(火)

 

6月20日(火)

 

6月27日(火)

 

※6月28日(水)はサイクルデイ

 

 

 

6月の昼酒営業日

6月3日(土)

 

6月11日(日)

 

6月17日(土)

6月18日(日)

 

6月24日(土)

6月25日(日)

 

7月1日(土)

 

※昼酒営業時間は15時過ぎ〜18時くらい
夜の営業は19:30〜25:00

 

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※海外ホラー作品を読んでご持参ください