マイケル・ジャクソン―キング・オブ・ポップの素顔
感想を一言で言えば、こうなります。
マイケル・ジャクソン
キング・オブ・ポップの素顔
を観てきました。
マイケルの一周忌にあたる6月25日の公開日に。
しかし、観終わってがっくりでした。
何なんだろうこの映画は?
そうも思いました。
ある意味でマイケル・ファンにとっては踏み絵みたいなもんかな、
とも思いました。
THIS IS IT
を観てマイケルのことを好きになった人は、
この映画は観に行くべきではないと思います。
まず特筆すべきは、
キング・オブ・ポップの素顔というタイトルにもかかわらず、
映画の中で一曲もマイケルの曲が使われていないということ。
たしかに今まで見たことがないプライベートの映像は収められています。
しかし、そのバックでかかっている音楽はマイケルのものではなく、
おおよそ映像とは似つかわしくないテクノ、トランス。
いったいなぜなんだと後で調べてみると、
この映画はMJエステート非承認なのです。
非承認であるがゆえに、
マイケルの一切の楽曲を映画の中で使用することは認められていません。
この映画にはマイケルのマネージャーであった
マーク・シャフェルが撮影したプライベート映像が使用されているのですが、
彼はとある事件をきっかけにマイケルとは不仲になり、
それは泥沼の裁判沙汰にまで発展しました。
ほとんど公開されることのなかったネバーランドの様子、
マイケルのバースデーパーティーでの映像は貴重だとは思いますが、
この映画の意図は何なのかと考えた時に思い浮かぶのは・・・
マイケルの周りには生前から、
マイケルの持っているお金目当てに群がってくる人々が多くいました。
せびれるだけお金をせびり、
マイケルがうんざりしてお金を出さなくなると、
彼らは逆恨みをして謂れのない裁判を起こす。
そんなことが何回繰り返されてきたことか。
そして、それは死後も続いています・・・
繰り返しますが、この映画はMJエステート非承認です。
つまり、この映画によってもたらされる利益は、
マイケルの3人の子供や様々な慈善事業に使われることはありません。
私は観に行ってしまいましたが、
マイケルを好きになってくれた人達には観に行ってほしくないと思いました。