悔いの残る結末 | 日本酒バー開店日記~日本酒BARあさくらat京都~

悔いの残る結末

一昨日ビデオに録っておいたK-1を観ました。
ピーター・アーツ、ジェロム・レ・バンナ等、
ベテラン選手にがんばってほしかったのですが、
若い力の台頭にあえなく敗退。
残念でしたが、世代交代はいたしかたありません。


準決勝第一試合での


バダ・ハリ VS エロール・ジマーマン


ここでバダ・ハリが見せたダブル・クロスはすごかった!
昔、明日のジョーで見たような見事なダブル・クロス。
これにはジマーマンもさすがに立ち上がることはできず、
バダ・ハリが3ラウンドKO勝利。



そして、準決勝第二試合、


レミー・ボンヤスキー VS グーカン・サキ


この試合の幕切れもすごかった。
第2ラウンド。
コーナーでの攻防のもつれからサキをリング中央に押しやった直後、
サキの左脇に炸裂したのは、
コーナーから思いっきり助走をつけてのジャンピング・ミドル!
崩れ落ちるサキ。
その表情には苦悶以外、何も見て取れません。
もちろん、そのままサキは立ち上がることができず、
レミーのKO勝利。
なんて恐ろしい一撃を見舞うんだ。
あのキックを見た瞬間にそう思いましたが、
それがVTRで色んな角度から繰り返し再生されるのを見ると、
その威力の大きさにさらに戦慄を覚えました。



さあ、これで決勝戦はおもしろくなるぞ。
久々の王座を狙うレミーと
勝てば最年少王座となる23歳のバダ・ハリ。
お互いに、それほどダメージは負っていないはずですから、
好勝負が期待できそうです。
そうして迎えた決勝戦。



慎重に試合を運ぶ両者。
特にレミーはディフェンスを固め、
慎重に様子を見ながら試合を進めていきます。
積極的に攻めていくバダ・ハリにやや押され気味か、
とも見えるレミーですが、
しっかりと固めたガードのおかげで全くダメージはない様子。
逆にバダ・ハリは攻め疲れも見えてきたか?
という1分50秒過ぎ、
ロープ際でレミーの上からかぶせるような左フックがバダ・ハリを捉え、
一瞬の間を置いてダウン。
バダ・ハリは何とか立ち上がります。
一気に畳み掛けたい場面ではあるものの、
それほどダメージはないと踏んだのか、
レミーはへたに踏み込まんだりはせず、
それまでと同じく慎重な試合運び。
逆にバダ・ハリは終盤ラッシュを見せるものの、
これもまた固いガードに防がれ決定的なダメージは与えられないまま、
第1ラウンド終了のゴング。



コトが起こったのは第2ラウンド。
ダウンを奪われポイント的に不利ということもあり、
それまで以上に積極的に仕掛けるバダ・ハリ。
ガードを固めて凌ごうとするも、
止む気配のないラッシュに手を出して応じるレミー。
お互い決定的なダメージには至らないものの、
手数を出して試合はヒートアップ。
コーナーで追い詰められつつあったレミーが手を出しながら、
体を入れ替えリング中央に戻ろうとするのを追撃するバダ・ハリ。
ローキックを外してバランスが崩れたところで体がもつれあい、
レミーは倒れてしまいます。
スリップを見て取ったレフェリーが両者の間に割って入ろうとするところに、
何とバダ・ハリが上からパンチを繰り出します。
まさかの行為に驚きながらもバダ・ハリを止めるレフェリー。
しかし、それでもバダ・ハリは攻撃をやめようとはせず、
レミーの頭を踏みつけるようなキックを見舞ったところで、
ようやくレフェリーがバダ・ハリを引き剥がしました。
体を抱え込むようにしてコーナーに追いやられながらも、
レフェリーを振りほどくようにして暴れようとするバダ・ハリ。
完全に興奮状態です。
レミーは頭部への踏み付けがきいたようで、
そのまま立ち上がれずリングの中央をのた打ち回っています。



予想外の展開に興奮していた場内は一瞬騒然とした後、
水を打ったように静まり返りました。
その場面を見た瞬間、昨年の
内藤大助vs亀田大毅の試合が思い出されました。
結局、レミーのダメージが回復しないということもあって、
バダ・ハリはレッドカードで失格負け。
当然の判定です。
K-1は立ち技を競う格闘技。
寝技もありの総合格闘技ではないわけですから。
しかし、それまでいい試合を展開していただけに、
とても残念な幕切れでした。
バダ・ハリが逆転でレミーを倒す展開だってあり得たのに。
まさか、決勝の大舞台でこんなことが起こるとは。
すごく後味の悪い結末。
バダ・ハリには出場停止、ヘビー級タイトル剥奪等の
重い処分を下すことが協議されている。
若さが出てしまった結果だが、
バダ・ハリには今回の処分をしっかり受け止めて
再起を期待したいです。