長い夜
時間の流れの感じ方は、人によってもその時によっても様々。
同じ一時間が長く感じることもあれば、
過ぎ去ったことも気付かないくらいに感じることもあります。
昨夜は時間が経つのがやけに遅かったです。
土砂降りの雨のせいで来店するお客さんの数は少なく、
待機時間が長かったということもありましたが、
いつもは一人で待っていても
それほど時間経過が遅く感じることはありません。
店の掃除や雑事を済ませたり、
本や新聞を読んだりしている内に知らずと時間は経っています。
しかし、昨夜は一向に時計の針が進まない。
掃除をしても、本を読んでも、好きな音楽をかけてみても、
ようやく店内に入ってきたお客さんの相手をしていても、
時間感覚は同じ。
時たまこういうことがあります。
過ぎ去ってしまうまではとてつもなく長く感じる時間。
でも、後になって思い出してみると、
それは何の中身も持たず存在していたのかすら思い出せないような一日。
降りしきる雨の音の中、過ぎ去っていった長い夜。