夏場の酒蔵支援 | 日本酒バー開店日記~日本酒BARあさくらat京都~

夏場の酒蔵支援

台風13号、近畿はもう過ぎ去ったのでしょうか。
午前中の激しい雨はもうやみました。
このまま収まってくれるとありがたいですね。
しかし、今年は上陸した台風の数は例年と比べて少なかったように思います。
稲の倒伏被害もそれほどなかったのではないでしょうか。
夏場に雨が少なかったのが気になりますが、
素人考えでは概ね米のできは良いのではないかと期待してしまいます。


それはさておき、
今日(9月19日)の京都新聞朝刊に興味深い記事が載っていました。
夏場に休眠状態となる清酒メーカーの生産設備を有効活用するため、
栄養飲料や天然食品の製品化を二カ年計画で目指しているという内容。





洛中唯一の酒蔵である佐々木酒造、京都市産業技術研究所工業技術センター、
京都大、京都府立大などが連携しての今回のプロジェクト。
うまくいけば、佐々木酒造が記事の中でも触れている通り、
「夏場の設備稼働率を上げることで、杜氏らの年間雇用も可能に」なり、
「清酒の生産量が減少する中で酒づくりを続けていく蔵元の支援」となるでしょう。


夏場に蔵の人は何をしているんですか?
ということをたまにお客さんから尋ねられます。
蔵元は出荷管理や(各種酒の会への参加を含む)営業活動等やることは色々とありますが、
蔵人にはそれほど多くの仕事があるわけではありません。
年間雇用の社員蔵人が増えている昨今ではありますが、
今でもやはり冬場だけの季節労働というスタイルをとっている
蔵の方が圧倒的に多いです。
昔の杜氏集団というのは、
冬場の出稼ぎとして酒蔵に来ていた面もあったので、
夏場は故郷で農業に勤しむというのが普通でしたが、
今では自分の畑を持った蔵人は数えるほど。
いろいろな方にお話をうかがっていると、
夏場はどこかでアルバイトというケースが多いようです。
蔵元に年間雇用の二の足を踏ませるのは、
夏場に収入になる仕事がないということも原因のひとつです。
今回のプロジェクトのように
夏場の仕事を増やすことができれば、
酒蔵経営にとっては大きな助けとなるでしょう。
佐々木酒造さんは自宅の近所でもあります。
産学官連携の今回の計画、
ぜひとも成功させてほしいです。





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