インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 | 日本酒バー開店日記~日本酒BARあさくらat京都~

インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国

インディ・ジョーンズの最新作


インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国


を観てきました。
公開から既に約2ヶ月。
周りから聞く評判はあまり芳しいものではありませんが、
いいんです。
出来がどうこう言う問題ではなく、
リアルタイムで観て楽しんできた我々世代には
どうしても観に行っておきたいというもんなのです。
なので、それほど期待せずに劇場に足を運んだわけなのですが、
いやいやどうして、十分楽しませてもらいました。
インディ・ジョーンズはインディ・ジョーンズだ。
そういう出来栄えでした。
CGやワイヤーアクションを駆使してスピード感がありすぎ、
観ている者にとっては何が起こっているかよく分からない、
という作品が隆盛を極めている中で、
CGも最低限度しか使っていないし、
アクションシーンは下手にリアルさを追求しない昔ながらの単純なアクション。
う~ん、シンプルで分かりやすい。
安心して観てられましたね。
展開にしても今どきそりゃないだろう、
というくらいに善悪がはっきりしていて、
主人公が自分の立場に苦悩して何が悪だか分からない、
なんていうこともなく目的に向かってただひたすら冒険活劇を繰り広げる。
多少のどんでん返しはあるものの、
それらも全て予定調和的で
え、そんなバカな!?いや、しかし・・
なんていうストーリー展開もなく単純明快に映画は進んでいきます。
この単純明快さと定型的なパターンは、
ある意味で時代劇を見ているような安心感をもたらしてくれます。
主人公はどんな窮地に陥ろうとも必ず何とか助かりますし、
最後は必ずハッピーエンドなのです。
最近のひねりにひねったストーリー展開とアッと驚く結末に
少々食傷気味だったということもあって、
今回のインディ・ジョーンズは本当に何も考えずに楽しめました。
前三作を楽しんで観た方達にはオススメしたいですね。
しかし、ハリソン・フォード=インディも年をとりましたね。
アクションシーンなんかは見てて痛々しいなあと思う場面もありました。


以下、ネタバレがあるので、これから観ようと思っている方は
読まない方がいいかも。












今回の舞台は1957年。
ちょうど冷戦時代でアメリカでアカ狩りが最も顕著だった頃です。
その時代で敵になるといえば、言わずもがなのソ連です。
敵方の指揮官はケイト・ブランシェット演じるイリーナ・スパルコ。
超能力研究者で剣の達人という設定だそうです。
彼女のロシア語なまりを大いに強調した英語も、
いかにも共産主義のエリート女官といった感じの風貌も
あまりにも典型的すぎて、こちらはもうそれだけで失笑してしまいそうなほど。
これらの典型性によって、別にリアル路線を目指してるわけじゃなくて、
この映画は単なるお話なんですからね、
という合図を送られたようで我々はこの映画に対する姿勢を決定付けられます。
細かいところはツッコんでもしょうがない、
これは映画なんだからね、という風に。
後で色々とネタにできる場面も満載、そういう意味で非常にエンターテイメント的だなあと思いました。
しかし、今までは魔宮の伝説にせよ、
失われたアークにせよ、きちんと考古学上のトピックと絡ませてきたのに、
まさか今回宇宙人をネタにしてくるとは思いませんでした。
映画の最初の方ではインディが核実験に巻き込まれるし、
10年前(1947年)にロズウェルの墜落事故の発掘に携わる、
って考古学者がなんでロズウェル事件に関わるねん!と
さすがにツッコんじゃいたくなります(笑)
驚きだったのはやはりマリオンの再登場と息子の存在。
まさかインディに息子がいるとは。
映画のラストは息子へのバトンタッチかと思わせて、
まだ主役は渡さんよという感じでしたが、
おそらく数年後には彼が主役の
新たなインディ・ジョーンズが作られるだろうということは想像がつきます。
しかし、新しいインディを観に行くかということになると、
これは分かりませんね。
今回のクリスタル・スカルの王国でハリソン・フォードのインディ・ジョーンズは
一応の完結をみたわけですから次回作は完全に別物です。
観に行くか行かないか。
結局はキャストやストーリー性など
普通の映画と同じ基準で選ぶことになるでしょうね。
でも、できればこのままきれいな形で終わらせといてほしいですね。