ルノワール+ルノワール | 日本酒バー開店日記~日本酒BARあさくらat京都~

ルノワール+ルノワール

京都国立近代美術館で開催中の
ルノワール+ルノワール展に行ってきました。






ルノワールの展覧会と聞いてまず最初に頭に浮かぶのは、
印象派の画家、ピエール=オーギュスト・ルノワールでしょう。
しかし、今回のルノワール+ルノワール展では
彼の作品と息子で映画監督のジャン・ルノワールの映画も
同時に展示しようという試みがなされています。
偉大なる父を持つ息子も映画監督として名を成したわけですが、
その作品には色濃く父の影響が顕れていることが分かります。
父オーギュストの絵画の横で、
その作品をモチーフにして撮られた映画(の場面)を上映するという
展示方法がとられていたため非常に分かりやすかったです。



アイデアとしてはたしかに面白い試みだったとは思うのですが、
それほどに心動かされるものではありませんでした。
オリジナル一点のみ、
そして所蔵され展示されているその場に行かなければ観ることができない絵画。
どこででも上映可能で大衆向けであり、
現代ではDVD等で消費されていくという映画。
対照的なメディアである絵画と映画を同時に展示するというのは
たしかに興味深く、現況に一石を投じる展覧会だったかもしれませんが、
やはりいかんせん訴えるものが不足だったような。
まあしかし、全体としては足を運んでよかったなと思いました。



それから、見逃してはいけないのがコレクション・ギャラリー。
たまに特別展だけを見て帰ってしまう人がいますが、
それはすごくもったいない。
国立近代美術館は結構いいコレクションを持っていて、
特別展を観に行った後でも十分楽しめるようになっています。
というより、それだけで特別展に匹敵するじゃないの!
と思うようなこともあって、
たしか前は横尾忠則の作品がズラリと揃っていた時に
そう思った記憶がありますね。
今回のコレクション・ギャラリーにも
須田国太郎、藤田嗣治、ピエト・モンドリアン、
エドワード・スタイケン、北大路魯山人、河井寬次郎
等の名だたる作家の作品が並んでいました。
中でも藤田嗣治の作品はあまりオリジナルを目にする機会がなかったし、
好きな画家の一人でもあるのでゆっくりと見たかったのですが、
残念ながら閉館時間になってしまい見直す時間はありませんでした。



ルノワール+ルノワール展は7月21日までやってます。
金曜は20時まで、
7月からは毎日19時までやってるらしいので、
興味のある方はぜひ足を運んでみてください。