Archie Shepp, Warp 100, Electric Orangeなど | 酒と神社とテクノと私

酒と神社とテクノと私

呑んだ日本酒、参拝した神社、テクノをはじめとする様々な気になった音楽の紹介です。
なかなか県外へ出られないので、熊本県外の神社への参拝へ行けません。

友人から「最近どんなの聴いてる?」と聞かれたのに対する返答と、自身の聴いた音楽の記録として書き始めた「音故知新」です。

土曜だから休ませてくれれば良いものの1/4から仕事始めで、通勤の行き帰りにカーステで聴いていた盤の紹介です 車DASH!音譜

先週の「音故知新」ですルンルン

 

 

 

Various Artists

「テクノマジック歌謡曲」(’05)

YMOのお三方が関わった楽曲をコンパイルした「イエローマジック歌謡曲」と同時にリリースされた、こちらはお三方が関わっていないピコってる系の曲のコンピレーション。

榊原郁恵, 比企理恵, ピンク・レディー, 堀ちえみ, 杉浦幸, 南野陽子, 渡辺美奈代などアイドル系、Perfume以前の元祖テクノ・アイドル?宍戸留美も収録。

意外なところで谷村有美, 太田裕美(しかし、これらは「テクノ」歌謡ではないな)など収録。

イロモノ系は安易にピコらせるアレンジが多いのでしょうか、やはり1/3~ほどはイロモノ系を収録。

しかし、作家陣は矢野誠, ムーンライダース系, 加藤和彦, EPO, 大貫妙子, 矢野顕子, 奥田民生, 小西康陽などなど意外に豪華。

爆風スランプは「Runner」ぐらいしか聴いたことないので普段の芸風は知らないのですが、「嗚呼 ! 武道館」は結構かっこいい。

収録の8分~のバージョンは初期の電気グルーヴっぽい(爆風が’85リリースなので先なんですが)と思ったのですが、残念ながら現時点でyoutubeには落ちていませんでした。

つちやかおり「哀愁のオリエント急行」(松武さんがLogic Systemでカバー), 高見知佳「くちびるヌード」(編曲~Prophet-5の音がむちゃくちゃ坂本教授っぽい)なんかは結構いい曲だと思う。

 

 ・高見知佳 / くちびるヌード

 

 ・つちやかおり / 哀愁のオリエント急行

 

Electric Orange

「Electric Orange」(’93)

‘92からやってるドイツの人たちのデビュー盤。

「Electric」とは言うものの、それなりにエレクトリックだけど、そこまでエレクトリックではない。

ドイツらしいと言えばドイツらしい、いい人そうな人たちが演ってそうな毒気の少ないサイケデリックでクラウト・ロック。

最長14分越えで、7~8分以上ある長尺の曲が続きます。

デビュー盤のこれしか知りませんが、現役でやってる模様。

 

 ・Electric Orange / Back in Strange World

 

Miki González

「Tantas Veces」(’87)

ペルーのミュージシャンの2ndアルバム。

ちょいエレポ入ったペルーの?ニュー・ウェーブ。

ノリが良く明るい、ちゃんとして結構いい感じの80s感丸出しのニュー・ウェーブ。

なんでこんなアナログ盤買ったんでしょうね?

中古屋で多分「ニュー・ウェーブ」とかポップが貼ってあって、一応視聴して買ったような気もする。

 

 ・Miki González / Vamos A Tocache

 

Various Artists

「Warp 100: We are Reasonable People」(’98)

Warp RecordsのカタログNo.100を記念してのコンピ。

Boards of Canada, Plaid, Nightmares on Wax, Autechre, Two Lone Swordsmen (Andrew Weathersall), Mark Bell (LFO)などなど、見る人が見たら錚々たるWarp所属のアーティストが勢揃いの、しかも書き下ろし曲。

中でも確か当時前面推しだったのは、Aphex Twin(AFX名義)とSquarepusherの共作。

キレ芸アーティスト同士の共作には相当期待させられました。

しかし、デキは良いものの期待しすぎたか、結果は割といつもの作風から遠くない感じで拍子抜けした覚えが。

 

 ・Squarepusher & AFX / Freeman Hardy & Willis Acid

 

 

 

今回のお気に入りは !!

Archie Shepp

「Attica Blues」(’72)

米のサックス奏者Archie Shepp。

ジャズ, ソウル, ファンク, ブルースなど様々な要素を取り入れ、と言うよりはかなり前面に出ているかなり攻めた前衛的とも言える盤。

タイトルは、多くの黒人収容者がいたニューヨーク州のアッティカ刑務所の暴動に由来。

男女のボーカリストを迎えながらの聴かせる曲あり、語り(初期のラップと言えなくもない?)あり、ジャズ・ファンクだったりしっとりなインストありで黒っぽい音楽の展示会でもあります。

フリューゲルホルンで参加しているCal Masseyの娘が歌う「Quiet Dawn」は、幼い少女の危なっかしい歌声とバックの演奏の対比が面白い。

「トムとジェリー」でニブルス(タフィーとも言う)が歌うシーンを思い出す。

 

 ・Archie Shepp / Attica Blues

 

 ・Archie Shepp / Quiet Dawn

 

 ・Nibbles / Alouette

 

 

 

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